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「今まで雄英にカウンセラーなんていなかったのに、何故今なんです？」
「詳しいことは根津に聞けばわかるさ。
あたしはただ、その候補の人を探してくれないかって、頼まれただけだよ」
………校長に言われたのか。
俺は何も言い返す言葉が無くなってしまい、暫く沈黙が続く。
校長からの件ならば、俺がどうこう言うことでは無い。
校長に限らず、婆さんが決めたとしても、俺が首を突っ込むことではないと自覚はしていた。
ただ引っ掛かるのは、それが
あの時聞こえた声が幻聴や空耳では無いのなら、その可能性が少しでもあるかもしれない。
こんな所で時間を食っている暇は無い筈なのに、どうして俺はここまでこだわろうとするのか___
自分でもよく分からくなってきた。
今更、合わせる顔なんて無い。
もしかしたら拒絶されるかもしれない。
目を閉じればすぐそこに、笑顔を向ける彼女の姿。
5年前のあの日だって、今でも鮮明に思い出せる。
(俺は夢を見ていたのか)
ふとそんな事を考える。
彼女と過ごした時間を表すのには「夢」という言葉が1番相応しく思えた。
____過去に囚われ続けている俺の方が、ずっと不合理だ。
「なんだい、そんな辛気臭い顔して」
「…………いえ…………何も。
俺はそろそろ失礼します、」
「ハイハイ、ご苦労さん〜」
軽く会釈をしてから保健室を後にした。
職員室へ戻る途中、帰り際に婆さんから手渡された飴玉を口の中へ放り込む。
舌に広がる苺の味に、俺は顔を顰めた。
ハッカ飴よりかはマシか。
サルミアッキの方が美味いけど。
「………甘、」
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
