蘭の双子の妹は新一のパートナー【瞳の中の暗殺者】

５話〜プロポーズの言葉〜 ページ7

コナン「ねぇ、高木さんって、佐藤刑事のことが好きなんだよね」


高木「え！？」



図星をつかれた高木は頬を赤く染めた。



小五郎「ほーう･･･そりゃ面白ぇ･･･。彼女にオマエの気持ちを伝えてやるか！！」



小五郎はそう言うと、高木の胸元を離して、佐藤の元へ向かおうとしたーーーが



高木「ま、待ってください！！」



高木が急いで小五郎の肩を掴んで止めた。



高木「わかりましたよ･･･。マスコミには伏せてるんですが･･･実は芝刑事も警察手帳を握って亡くなってたんですよ･･･」(小声



高木は小声で小五郎に話した。



小五郎「何っ！？」


コナン「･･････！？」


小五郎「･･･てことは･･･(「それ以上の詮索は無用です！毛利さん！」



小五郎の言葉を遮るように白鳥が口を開いた。



白鳥「Need notto know！

そう言えばおわかりでしょう？」


(！！



白鳥の言葉に小五郎は固まった。



小五郎「Need notto know！

『知る必要のないこと』だと･･･。バカな！！」



小五郎は悔しそうに呟いた。



コナン(Need notto know･･･刑事たちの間で使われている隠語･･･。この事件の犯人は、警察関係者の中にいるってことか！！

それともただの関係者じゃなく、警察の上層部･･･あるいは警察組織全体が関与しているかもしれないってことだ！！)



コナンは真剣な表情でパーティー会場にいる警察関係者の顔を１人１人見た。




ーーーーーーーーーー

ーーーーー

ーー




園子「じゃあ、プロポーズの言葉はなかったんですか？」



小五郎達が考えていると同時刻、A達は新郎新婦のプロポーズの言葉を聞いていた。



「ええ彼、そういうの苦手だから･･･」



園子の言葉に新婦の沙羅は可笑しそうに微笑んだ。



英理「男はそれくらいのほうがいいわよ！歯の浮くようなセリフ言うヤツに、ロクなヤツはいないから」



英理の言葉にAは思い出したかのように口を開いた。



A「ねぇお母さん、前から気になってたんだけど、お父さんは何て言ってお母さんにプロポーズしたの？」


英理「だから歯の浮くようなセリフよ！」


沙羅「先生！教えてください！」



沙羅も気になったのか、英理に詰め寄った。



英理「でも何から忘れちゃったから」



みんなの勢いに圧倒されて、英理はとぼけたふりをした･･･が、その頬は赤く染まっていた。

６話〜好きな人〜→←４話〜パーティー会場〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す