蘭の双子の妹は新一のパートナー【瞳の中の暗殺者】

２話〜１人で我慢しないで〜 ページ4

蘭「事件のバカヤローッ！！」


ビクッ



Aが部屋で写真立ての中の写真を眺めていると、下から蘭の怒鳴り声が聞こえてきた。



A「び、びっくりした〜。何かあったのかな？」



Aはベッドから立ち上がり、机の上に写真立てを置くと、下へ降りていった。




ーーーーーーーーーー

ーーーーー

ーー




A「どうしたのお姉ちゃん？」


蘭「あ、Aごめんね、怒鳴っちゃって」



蘭は手を前に合わせて謝った。



A「それは大丈夫なんだけど･･･珍しいね、お姉ちゃんが怒鳴り声だすなんて。何かあった？」


蘭「実はね･･･ーーーーー(説明中)ーーーーー

･･･というわけなのよ」



蘭は先程までの新一との会話(Aが元気ないというところは抜かして)説明した。



A「そうだったんだ。新ちゃんも相変わらずだね〜」



Aはそう言って無理に笑顔を作った。



蘭「A･･･」



蘭がなにか言おうとした時ーーー



プルルル



事務所の中に電話の音が響いた。



蘭「･･･依頼の電話かな？ちょっと出るね」


A「うん」


蘭「ごめんね。

もしもし、毛利探偵事務所です。はい、あっ目暮警部！はい。はい。えっ？コナン君と子供達が!？
はい。わかりました。すぐ行きます。
すみません、ありがとうございます。はい。それでは･･･」


A(お姉ちゃん、どうしたんだろう？
すぐ行きますって･･･。新ちゃん達に関係してるのかな･･･？)



蘭が受話器を戻すと、Aは蘭に質問をした。



A「お姉ちゃんどうしたの？」


蘭「なんか、子供達が事件の目撃者になって･･･今警察で話を聞いてるって･･･」


A「え！？大変！！すぐに行かなきゃ！

･･･って、お姉ちゃんどうしたの？」



蘭が電話の前から動かない。



蘭「A、何かあったら新一でもいいからちゃんと言うのよ！もしも新一に言いづらかったら私でもいいから！だから１人で我慢しないでね！」


A「お姉ちゃん････うん！ありがとう！」



Aはニコリと微笑みーーー



A「さっ！コナン達が待ってるはずだから行こ！」



蘭の手を引いて事務所を出た。



まさかお姉ちゃんにも言われちゃうなんて･･･。

私そんなに元気ないように見えるかな？

昨日も快斗と青子に電話で言われたし。

･･･しっかりしなくちゃ！
みんなに迷惑だけはかけたくないしね！

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