１２話〜記憶の欠片〜 ページ14
暗闇...
暗闇の中にAは１人立っていた。
Aの周りにはいくつものシャボン玉があった。
これを人は記憶の欠片という。
何･･･これ？
Aは気になったので、１つのシャボン玉に近寄った。
するとーーー
『新一、工藤新一だ。よろしくなA。
ーーー泣きたいなら泣けよ。もう泣き虫なんて言わねーからよ』
パチン
頭の中に声が聞こえたと思った直後、シャボン玉は音を立てて消えた。
え･･･
Aが驚いていると、また頭の中に声が聞こえた。
『灰原哀よ。よろしくねA』
パチン
『私の名前は吉田歩美！あっ、そうだ！よかったら少年探偵団にAお姉さんも入らない？』
パチン
『そうですよ！Aさんも一緒に難事件を解決しましょう！』
パチン
『おう！姉ちゃんも一緒に解決しようぜ！！』
パチン
A「やだ･･･消えないで！やだ！！」
Aは怖くなり、耳を塞いでしゃがみこんだ。
それでも頭の中には声が聞こえてくる。
『おれ、黒羽快斗ってんだ！よろしくな！』
パチン
『わたしは、中森青子。よろしくねA！』
パチン
『今宵はいい月が見えますね、お嬢さん。
ーーーーあ、ばれたか。さすがAだな。でもこの事は俺たちだけの秘密にしといてくれよな』
パチン
『ウチ、遠山和葉ってんねん！よろしゅうな！』
パチン
『A、また今度大阪に工藤と一緒にきいや。美味いお好み焼き屋さんに連れてったるわ！』
パチン
A「やめて･･･やめて！！！！お願いだからこれ以上消えないで！！！」
Aが叫んでいる間にも記憶は消えていった。
そしてAの最後の記憶が頭の中に聞こえた。
『もしもオメェが記憶を失ったら、トロピカルランドの噴水に連れてってやる。そしたら思い出すだろ？』
･･･パチン
最後のシャボン玉が静かに消えていった。
あたりは本当に何もなくなり、ただただ暗闇が続いていた。
Aはそこにポツンと立っていた。
A「あれ？私なんでここにいるんだっけ？･･････私の名前なんだっけ？？
ーーー思い出せない。何も･･･。
何か大切な人たちとの思い出があったはずなのに･･･思い出せない」
Aの頬には涙が伝った。
その時･･･暗闇の中に一筋の光が見え、Aの頭の中に『大丈夫だ』という声が聞こえた。
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黒猫 - 面白いですね！ (2017年6月29日 22時) (
レス) id: 7a5a46f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
ニカ姫 - 名探偵コナン大好きです映画見るほど大好きです男の人で好きなのは新一が大好きで女の人で好きなのは蘭ちゃんと和葉ちゃんとあいちゃんが大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください (2017年2月16日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - 面白いです。続きが読みたいです。更新待ってまーす。 (2017年1月23日 22時) (レス) id: 1a0d0a416e (このIDを非表示/違反報告)
神月亮 - 瞳の中の暗殺面白いです(o^-')b !更新待ってます(^^) (2017年1月16日 17時) (レス) id: d366171214 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 彼女ちゃんが記憶喪失に大変だよんはたしてコナンは彼女ちゃんの記憶を取り戻せるのかな犯人は誰かな。次回どうなる楽しみです (2017年1月14日 14時) (レス) id: ebf61ebbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫桜 | 作成日時：2017年1月7日 21時
