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「変態」
涼介「へへ〜」
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とりあえず、
タクシーで家に帰ってもらわなきゃだな、コレは
タクシー捕まえなきゃいけない、のに
涼介の腕が私の首に当たって
そこから私の熱があなたへ伝わっちゃう気がして
避けようとするけど
避けたくない、なんて思ってる私がいる
バカです
あなたといる私は、いつだってバカです
.
「涼介って、ほんっっーっとバカだよね」
涼介「ん？を？なんだって〜？」
「はぁ、これだから」
.
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必死になって
タクシーをやっとのやっとで捕まえて
あなたをタクシーに座らせる
なかなか離してくれない
私の肩に回してる腕
あなた、の熱
酔った熱？それとも？
.
「涼介！！ほら！住所言ってちゃんと帰るんだよ！分かった？」
涼介「へいへーい！Aべーびー！」
「うん、ばいばい」
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やっと閉まったタクシーのドア
ちゃんと言ったよね？
酔って住所忘れたりしてないよね？
.
.
「やっと行った」
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やっと動いたタクシーを
見えなくなるまで見ていよう、と
私はバカだから
あなたと同じくらいバカだから
あなたは見てやいないのに
見続ける
久しぶりに5年ぶりに会ったのに
今日で本当に会うの最後だったりして
.
.
そしたら、
急にタクシーが止まった
それも、
信号の前でもなく
道路のど真ん中
.
点滅し続けるタクシーを見続けていると
中から人が出てきて
あっ行かなきゃって
あっ行かなくちゃって
私の足は勝手に動いてた
走ってた
.
.
涼介「ん、ごめん」
「なに、どしたの？」
涼介「コレ、」
.
汚ったない
あの頃と同じ汚ったない字で
電話番号が書かれていた
.
吐きそうな顔をして
涼介は手を上げて
じゃっ、と
タクシーに戻っていった
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しばらく
ニヤけていたのは
私がバカだから？
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抄(プロフ) - るんさん» るんさんありがとうございます（泣） (2017年9月10日 15時) (
レス) id: 7b88ffa4cd (このIDを非表示/違反報告)
るん - めちゃくちゃ良い話です!!泣いちゃいます(´･ ･`)続き楽しみにしてます☆ (2017年9月10日 12時) (レス) id: af361dae23 (このIDを非表示/違反報告)
抄(プロフ) - ﾐﾉﾘさん» ミノリさんありがとうございます（泣） (2017年9月9日 23時) (レス) id: 7b88ffa4cd (このIDを非表示/違反報告)
抄(プロフ) - あさん» ありがとうございます（泣）頑張ります！！ (2017年9月9日 23時) (レス) id: 7b88ffa4cd (このIDを非表示/違反報告)
抄(プロフ) - みーこさん» みーこさんありがとうございます（泣） (2017年9月9日 23時) (レス) id: 7b88ffa4cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抄 | 作成日時：2017年8月9日 18時
