全員、嘘つき（2）

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あなたは 東京 に異動になって
風の噂によると、エラくなったらしい






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私は大貴と再スタート


あなたは東京で再スタート






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いろんな色で満ち溢れた街
あなたのいない街


を、あなた色にしか染まらない私は歩く





白色のキャンパスに
自由に描け、と言われたら

私はどんな風に描くんだろう




灰色かな
そのままかな




今の私には
この街みたな色で描けない




あなたがいないだけで
あなたを感じないだけで






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あなただけが
優しく笑いかけてくれたのに


あなただけに
優しくされたかっただけなのに




どれだけ苦しめばいいの




まだ期待してるから


バカな私は
バカなあなたに

いつまでも期待し続けるから




私のために生きて、
って言ったら王子様みたいに迎えに来てくれる？


手を差し伸べて
優しく微笑んでくれる？






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私たちには見えない何かが
誰かには見えて


誰かには見えない何かが
私たちには見えてた






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あなたの私を呼ぶ声を
もう1度、聞きたい



あなたのあの笑顔を見たい




すべて、


すべて見たい、聞きたい






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呆れていいよ
どうぞ、呆れてください




そんな事思ってるって気づいて



全部、全部
私の考えてる事見破って






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私に、溺れてほしかった






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