貴方に逢いたい、【オリジナル】 (ページ6)

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1-2 宝石はパラパラ溢れて消えるページ6

黒鳥side

高校受験をギリギリ合格して、孤立していたところを早乙女さん…日菜ちゃんに話しかけられたのが彼女との出会いでした。

彼女と出会い、仲良くなり、毎日が宝石のようにキラキラ輝いていました。

でも、その日常はすぐにパラパラと溢れてなくなったのです。

Hina.Saotomeねえ、楓ちゃん

ある日、LINEが1通のLINEが届きました。
いつも絵文字や顔文字、スタンプを酷使する彼女が何もなく、私の名前を呼びました。

黒鳥楓なーに?日菜ちゃん

でも、私はなんともないように返事をしました。

Hina.Saotomeあのね、私達、もうトモダチじゃないから。

彼女から伝えられたのは、私が1番日菜ちゃんから言って欲しくない言葉でした。

疑問と悲しみに包まれた瞬間、次の言葉が軽快な音楽と共にスマートフォンに浮かび上がりました。

Hina.Saotome私、元々楓ちゃんと合わないなーと思ってたし、トモダチじゃないからさ!!じゃあね!

毎日のようにお喋りや登下校をしていたのに、今更何を言っているんだという思考が出てきました。

ここまで来たら怒りなのかもしれませんね。

そのまま、悲しみ・怒り・疑問が感情を埋め尽くしたまま、眠りにつきました。

何もかも忘れたくて、夢だと思いたくて。

でも、私はこのあと、この行動が悔いをすることになることになるんです。