星を数えて 2

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光「俺さ、医者になりたいんだよね。雄也より偉いやつ」









雄也「なんだ偉いやつって笑」









5年前のこと。









光は1度だけ、俺に「医者になりたい」と言った。









確か涼介が退院した次の日だったかな。









自分の腕に繋がった点滴の管をいじりながら。









俺は本当に嬉しかった。









でもその次の日、光は大きな発作を起こして集中治療室に入った。









生死をさまよって、それでも光は生きてくれていた。









それだけで良かった。









でも光は違って。









、、、涼介の退院。









自分の退院も近いと思ったんだろう。









集中治療室でたくさんの管を体に繋がれて、ただただ光は泣いていた。









それから3ヶ月入院を続けて、安定して。退院して。









その後2ヶ月もしないうちに再入院して。









光が「医者になりたい」って口にすることは無くなった。

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