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慧side
職場は俺の家庭の事情を理解して、受け入れてくれた。
涼介が大切だから。失いたくないから。
変わってきてしまった涼介を受け入れることができないでいた俺は、うざいやつかもしれない。
それでもいい。
涼介が生きていれば。
今日も仕事を早退して、涼介のいる病院へと向かった。
ベッドにもぐりこむ涼介。
突然病室の扉が開き、光が顔をのぞせた。
光「慧ちゃんだ〜涼介起きてる?」
慧「おう、光、涼介起きてるよ?」
光「涼介、ゼリー買ってきたよ〜」
光は、こんな涼介の面倒をずっと見てくれている。
昔からしっかりしてて。
慧「光ごめんな?ありがとう、無理すんなよ?」
光「平気だよ〜」
八重歯を見せてにこっと笑う顔に俺も涼介も救われてきた。
光だって涼介と同じ病気を抱えてるわけで、不安だってあるはずなのに、いつも涼介を勇気づけてやってくれて。
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作者名:よぞら | 作成日時:2019年5月11日 23時