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熱が出た。
大貴「涼介ー?涼介わかる?」
涼介「、、、ん」
頭がぼやーってして、大ちゃんが呼んでる気がしても上手く話せない。
大貴「涼介、雄也がね、お薬してくれるって。おててかしてって言ってるから出そっか」
突然腕に突き刺さる痛みが走って、腕を引っ込めた。
雄也「っと、危ね。涼介ごめんなぁ、痛かったね」
痛い。すごく。痛い。
腕も痛いし頭も痛い。なんだか胸にも違和感があって最悪だ。
また腕に痛みが走って、手を引っ込めようとしても引っ込めさせてくれない。
涼介「、、、は、なせ、、、」
大貴「痛いなぁ、ごめんごめん。」
、、、聞こえるのは大ちゃんと雄也の声なのに、
父さんと母さんがいる。
やっぱり、俺恨まれてんだ。
腕をつねられてる。
頭を殴られてる。
胸を押さえつけられる、
やっぱり、だめなんだ。
生きることを誰にも望まれない。
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作者名:よぞら | 作成日時:2019年5月11日 23時