33.夢 ページ34
ソウルside
…
…どこだ…ここは
暗い
自分の体すら見えない…
苦しい…
どっちが上でどっちが下だ…
俺はどこに行けばいい…
助けてくれ…
光…!?
出口か!?
『いや…やめて…!』
声!?
A!!
Aの声!!
待ってろ!!
今、行くぞ!!
『ソウル!!』
貴『いやぁああああ!!』
ソ『!!A!!』
なんで
Aの腹から出てきてんだよ!
ソ「うわあああああ」
貴「ソウル!!」
ソ「ああああ」
震えるAの手を俺は握り返した
貴「ソウル…」
ソ「大丈夫だよ…大丈夫!ヤな夢を見ただけだ」
メ「よかったわ。でも、何かあったらすぐに呼んでね」
___
貴「さてと…今日はもう帰るね。あ…喉が渇いてない?帰る前に何か買ってこようか?」
ソ「ああ…いいよ…飲むと出るだろ?しびんにションベンたれるのはどうも落ち着かねェから」
貴「そっか…替えの下着以外に何かもって来て欲しいものある?」
ソ「ん〜…別にないなぁ…」
貴「そっか…」
Aはこのごろよく暗い顔をする
ソ「あのさ…俺がこうなったのは自分でやったことなんだからAが変な気負いするコトないからな!」
貴「……ごめん…」
Aはとぼとぼ歩きながら出て行った
ソ「やっべ…しくった…逆にヘコませちまったか…」
Aは自分を追い込みすぎてるからな
余計に自分のせいって思ってんだろうな
でもお前のせいじゃねえって俺が一番わかってっから
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作者名:歌姫 | 作成日時:2017年4月27日 22時