妖精には羽根がありますか？９

４２２.心の中 ページ22

貴方side


ル「ずっと一緒だったもんね」



貴「消えたらまた作る！！！私の幻の力でまた呼び出す！！！そしたらずっと一緒に…」



ル「それはもう無理よ。私は''無意識''だからこそ生まれた存在…意識してしまったら二度と現れない」





貴「やだ…やだよ……」







貴「お願い行かないでお姉ちゃん。一人はやだ、一人はやだよぉ…」




ル「あなたは一人じゃないでしょ。これからは現実の仲間たちと生きるの」









貴「いやだぁあぁぁあこれからもずっと一緒がいいよォルーシィィい」


うわあああああ




私の泣き声だけがこだました









ぎゅっ





ル「A、妖精はどこにいるか知ってる？」





貴「…私の…心の…中…」




ル「じゃあ私は？」




ル「これはお別れじゃない。私はAの中に帰るの。」





ぎゅう





ル「さあ勇気を出して、私を消すの」







ル「迷惑ばっかかけてゴメンね。一緒に入れて楽しかったよA」






貴「私も…楽…しかった…これからもずっとお姉ちゃんでいて」




ル「当たり前じゃない！私はずーっと永遠にあなたのお姉ちゃんよ」






貴「約束ね」



ル「うん」






キィィィィィン




ル「最後に、これ」





お姉ちゃんは私の耳に何かをかけた




ル「あげる」



ル「私のお気に入りなんだからね」





いっつもつけてたハートのピアスだ





貴「お姉ちゃん…大好き」


ル「私もよ、大好き」









ル「今までありがとう。これからもAをよろしくね」




ナ「ああ」









パァァアン



ナ「A…」




ひっく




貴「お姉ちゃんはずっと私の心の中に…心の中にいるんだ、だから私は前に進む」








私は無から先へ進む





今までありがとうね





ルーシィ







＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・


ルーシィファンの方すみません！


しかし何かあればまたルーシィは出そうと思っております！



こんな作品ですがどうぞこれからもよろしくお願いします。

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