1.父と母 ページ3
月が綺麗な夜に私は産まれた
代々私の家は神社で、村の人からも愛されていたので私の誕生は盛大に祝福された
父は偉大な''星柱''だった
人々を鬼から守るその背中は私の目標だった
母は忙しい父に変り、神社を守り村の人たちをいつも救っていた
そんな2人が大好きだった
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貴「おかーさん。おとーさんは?」
母「お父さんはね。怖ーい鬼さんを退治しに行ってるのよ」
貴「おとーさんすごい!!Aもおとーさんみたいなカッコいいヒーローになりたい!」
母「だったらいーっぱい修行しないとねっ!」
貴「うん!」
母も私が鬼殺隊に入ることを止めはしなかった
母はいつも『自分がしたいことをしなさい』と、そう言うのだ
父との鍛錬中
貴「はあっ!!」
父「よっ...と。もっと踏ん張れ!!」
父との鍛錬は厳しいが、でもすごく楽しかった
出来るようになればものすごく褒めてくれる
父「いいかA」
貴「?」
父「人の最大の力ってのはな。''想い''なんだよ」
貴「?どうゆうこと?」
父「ははっ。いつかAにも分かる時が来るさ」
そう言って私の頭を撫でる父の手は硬くゴツゴツしているが、なによりも暖かかった。
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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年7月25日 0時