第二十二幕 風の妖怪 ページ28
貴方side
昨日の総会に出席しなかった狒々
私は不穏に思い、黒羽丸たちと共に狒々のもとへ
奴良組系狒々組本部__
目の前は血で溢れていた
狒々組全滅していた
黒「なんだ...?これは.....」
トサカ丸「狒々様の組が...全滅.....しとるじゃねぇーか.....」
黒羽丸が中に敵がいないか確認し、私を中に入れた
狒々の遺体に近づく
貴「総会に出席していないと思ったら__こんなことになってたとはね.....」
黒「狒々様は...奴良組幹部の中でも長老格の大妖怪。しかも構成員三百匹の大所帯...」
ささ美「それをこんな一晩で...一体誰が?」
狒々の斬り口.....
剣などで斬られたような感じではない
貴「この斬り口...」
黒「「風」だと思います。するどい風が__斬り裂いたと」
貴「うちのもんじゃない。「外部」の妖怪か...!!」
クソっ!!!
外部が侵入していたというのに、私は気づけなかったのか!!!
ト「風...そういえば良太猫の店で突然の「風」に襲われたという話をききましたが__」
''かまいたち''__?
いや、まだかまいたちと決まったわけではない
調べる価値はある!!!
貴「未知なる敵勢力.......か?」
黒羽丸に合図をとり、すぐに黒羽丸は私を横抱きにする
貴「早急に本部に連絡よ!!危機回避態勢を取れと!!「幹部」を厳重に警護するよう...鴉に伝えろ!!」
私の言葉と共に
「「「はっ!!」」」
奴良組に帰還する
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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年1月28日 22時