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１１６.できない ページ26
貴方side
あの後どうやって自室に戻ったのか分からない
お母さんも驚いているのか喜んでいるのかよく分からない状態で、大変だった
あー
頭がこんがらがって眠れそうにない
布団から出て、しだれ桜が見える縁側に座る
貴「はあ」
告白よりもすごいこと言われて、確かに嬉しかった...嬉しかったけど...
「隣、いい？」
その声は今は聞きたくない声だった
貴「リクオ...」
私の返事も聞かず、隣に座ったリクオ
貴「ねえリクオ...」
リ「ん？」
貴「私と...本当に結婚する覚悟あるの...？」
リクオが私を見ているのが分かる
貴「私には.....生まれた時から呪いがあるの」
貴「それは一生解けない呪いなの。それがある限り私のこの先の未来はどん底。」
貴「私はこの先長く生きられないと思う」
貴「私と一緒になれば、リクオは幸せになれない。だから、私は...リクオとは結婚できない.......」
これは全て本当
私じゃリクオを幸せにできない
ごめんね
こんな酷い女で
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作者名：歌姫 | 作成日時：2019年1月28日 22時
