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107.バレたら ページ17

貴方side


私とリクオはカナちゃんを化け猫横丁に連れてきた


「いらっしゃい」


そこには受付の妖怪がいた
私たちの顔を見て、




「おりょおりょじじいところの孫とカエデのとこの娘じゃ__ないかぇ。もうこんなとこくる歳になったのかい...通りな。妖怪だったらフリーパスだ」



なるべくカナちゃんを隠すように通る



「ん?今...誰か連れてなかったかい?」



あんなの無視無視!!





貴「こっちだよ。カナちゃん」


カナ「うわっ」




そこには沢山の妖怪が



「いらっしゃいませー!!」
「御来店ありがとうございます」
「妖怪和風隠食事処「化猫屋」へようこそ!!」




リ「よう」



カナちゃんは驚きを隠せないようだ


「お荷物お持ちしますねー」

カナ「わっ」




貴「どうしたの?あなたが望んだことでしょ?」

カナ「え...そ、そうだけど」




まあ、いきなりこんな妖怪だらけの所にきたら怖いよね…


なるべくカナちゃんから離れないようにしよっと


リクオはリクオで女にからまれてるし

ちょっと嫉妬…







猫「ささお連れ様もどーぞ!当店名物マタタビカクテル!!お名前なんてーの?」

カナ「カ…カナ…」

「いくつー?」

カナ「12……じゃない今日で13…」


「うぇぇー!!誕生日ィ!?祝わなきゃーー!!」

「てゆーかめっちゃ若いしーー!!」



「で、何の妖怪なの?」




うわっ一番聞かれたくない質問きた


カナちゃんが戸惑っている





貴「人間てバレたら後で喰べられちゃうかもよ…」


って、ちょーっと脅したらますます戸惑ったみたい

やりすぎちゃったな




でも周りの妖怪たちはカナちゃんのことより、清継くんから貰ったあの人形に興味をそそられたみたい


あの人形の可愛さが分からん

108.私が→←第二十幕 カナの誕生日



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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年1月28日 22時

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