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第二十幕 カナの誕生日 ページ16

貴方side



あれからリクオが雲外鏡を倒してくれて、私は挫いた足を引き摺りながら2人から距離をとり、妖怪の姿に変身する



貴「あーあ。足痛い.....」




顔に出さないように2人のもとに戻る




カナ「あ...あなたはッ!!!」

貴「驚かせてごめんなさい」




カナちゃんは私を指さしたまま、口が開いていた



カナ「あっあの.....Aは.....」

貴「その子なら先に学校の外に届けたわ。無事だから安心して」




私の言葉を聞くと安心したのか、肩の力を抜いた



リ「そろそろ戻るか」

貴「そうだね」




カナ「待って!!あの.....あ」


転けそうになったカナちゃんを支える





貴「足...ケガしてるの...」


私はカナちゃんを横抱きにする


カナ「キャッ!!あ...あの、えっとそんなつもりじゃ...ひええええ!?」



ブルブルブル


清継くんから貰った不気味な人形がまた震えた


『どーなったー?無事かー。家長さーん。月宮さーん』


カナ『あ...ごめん清継くん...大丈夫...全然大丈夫よ。妖怪じゃなかった。Aも無事』

清継『えー?本当か...?うたがわしいなァー』


カナ『うん!もう帰ったから安心してー』




うん...いるけどね


清『...まさか...またあのお方々に助けられたんじゃないだろうねーー』

カナ『え!?』




え!?



清『いや...君ばっかり出会うからさーまぁ無事ならいーけどね!』

カナ『私ばかり...?』




やっば...

色々聞かれる前に早く家に届けよっ!



カナちゃんを抱いたまま、窓から飛び降りる



カナ「そ...空飛んでるーーー!?」

貴「家におくるだけだから。こっち...だよね?」



するとカナちゃんは私の着物を掴んだ



カナ「いや...」







カナ「お願い...もうちょっとだけ一緒に...」


カナ「あなたのこと.....もっと...教えて下さい!!」




...



仕方ないな...




貴「怖い思いしてもいいの?」

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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年1月28日 22時

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