月華の姫３ (ページ14)

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１０４.不気味な人形ページ14

貴方side

あれからすぐに理科室に隠れた

私は慰めるようにカナちゃんを抱きしめる

貴「大丈夫...大丈夫だから」

カタカタ

カナちゃんの鞄から鳴った

カナ「ひぃ.....」

雲「カナちゃん...この部屋...鏡...ないよ」

雲「せまい...」

するとさっきの違和感がまたきて、今度は理科室ではなく男子トイレにいた

あいつは鏡から出てくるんだ

だったらここは最悪の場所だ

早く逃げなきゃ！！

貴「カナちゃんここはダメだ！逃げるよっ！」

ここから出ようと足を動かすとカナちゃんの鞄に当たってしまった

そこからは不気味な人形がでてきた

えっ...なにこの人形...

ガクガク

人形が震えだした

ええっ！？なにこれ！！？

カナ「ひぃぃいいい！？なんで...ど...どーなってんのよーーーー」

カナ「これも妖怪ーーー！？」

いや、これからは妖気を感じない

私はカナちゃんから手を離し、人形に手を出す

すると人形から声が聞こえた

『家長さん...？きこえるかい』

！？

清継くんの声だっ！！

カナ「そ...それ清継くんが...プレゼントでくれたの.....」

『おどろいたかなー？清継だ！！ハッハッハッ実はこの人形清十字団の通信機になってるんだよーん』

カナ「き...清継くん！？助けてーーー！！」

『え...』『カナちゃん...？』

そうだ！早く助けてもらわなきゃ！！

そこにゆらもいるはず！！

貴「今...妖怪・雲外鏡におそわれてるの！！ゆら...っ早く！！」

ゆら『A！！あんた何してんねや！！』

清継『今...どこにいるんだい！？』

貴「今...学校！！どこかの...男子トイレに.....」

そこから通信は途切れてしまった