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2.電話 ページ3

貴方side



治君を見つけ、2人で探偵社までの道のりを歩く


貴「国木田君凄く怒ってたよ?」

太「おや其れは大変な事をしてしまったね〜」



思ってもないくせに...




そんな他愛のない話をしていると私の電話が音を響かせた



貴「はい」

国「Aか。今どこだ」

貴「今、探偵社に向かってるところだけど」



電話の主は国木田君だった



国「すまないが早急に行って欲しい処がある」


貴「判った...何処?」




国木田君の話によると

場所は''鶴見川''

そこに4日前虎が目撃されたとのこと

その虎は近頃街を荒らしていて、畑の作物などを食べたりと好き放題

今や『人食い虎』と災害指定猛獣にされている





貴「判った。今直ぐ行くね」




ピッ




太「国木田君かい?」

貴「うん。早急に向かって欲しい場所があるからって」


太「成程。ならば私も向かおうではないか!」




貴「駄目!国木田君から云われてるの!治君は直ぐに探偵社に戻る!」




ええ〜っと項垂れる治君

子供かっ!!





貴「ほらっ」


中々進もうとしない治君の背中を押す


すると急に私の方に振り向いた治君

私は押す力を込めたままだったので、そのまま治君の腕の中にスッポリ収まった



太「Aの方から私の元へ来てくれるなんて。嬉しい限りだね〜」

貴「ちょっ馬鹿なこと示ってないで...!」



私は治君から離れようと手に力を込めるが、矢張男女の差は歴然。
私の力では治君の腕を解く気は出来ない




太「ふふっ。Aは本当に可愛いねぇ」




そう云いながら私の頬をスッと触れるか触れないかくらいで撫でる
少し擽ったくなり、顔を捩る



なにこのペットとご主人みたいな感じっ!

3.電話→←人生万事塞翁が虎



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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年5月23日 22時

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