及川さんの幼なじみは、元天才セッターです

お話をしましょう2 ページ42

気まずい雰囲気。

こういう空気は、嫌い。

何か、なんでもいいから話しかけてください。


及川「凜花•••ごめん」


•••まぁ、最初はそりゃそれから切り出し始めますよね。


「徹は、さ•••私のこと、嫌い？」

及川「そんな訳な」

「じゃあ嫌い？」

及川「す」

「じゃあなんで浮気したの？」

及川「っ•••出来心で、つい•••」


出来心ってどーゆー意味？

誰か、辞書で調べて教えてちょ♡


「まぁ、徹がそーゆー奴だってのは分かってたけども。浮気しないって言ったじゃんか」

及川「はい」

「言い訳なんて聞かねぇけど。出来心でってなんだよ」

及川「凜花、全然嫉妬してくれないから、女の子といたら、嫉妬してくれるかなって」

「•••嫉妬してるし。めっちゃしてるし！毎日してるし‼」

及川「そうだったの⁉」

「そーだよ！態度に出してないだけじゃん！ばっかじゃないの、」


なーんか、泣けてきた。

視界がぼやける。

足元があんまり見えない。


及川「ごめん•••凜花が別れたいなら、身は引くよ？」

「やだ•••別れたくない！」

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