恋人になれなかった僕達は【としみつ】

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『そこ、私の部屋なんだけど…？…もしかして、部屋間違えてない？』

と言うと

し｢えー！ここAの部屋だったか！ってかAもここに住んどるん？｣
『そうだよ！しばゆーも住んでたんやね。』
し｢そうそう！としみつの隣だって覚えてたからさ。｣
『としみつ…』

………。

あぁー！そういえばそうだった！！

し｢えー！？すごくない？奇跡じゃない？打ち上げしようよ！｣
『しません！ほら！しばゆーもお家ん中入って！私も入るから！』
一刻も早く家に入らなければ！
としみつに出くわしちゃうかもしれん！

し｢えーちょっとー…開かないんだけど〜｣
『はぁ？ちょっと貸してみや！』

ガチャ…ガチャ…

焦ってなのか中々開けられない

ガチャ…ガチャ…

なんでこんな開かんのだ？

そんなことをしていたら…

コツコツ…コツコツ…

し｢あ、この足音絶対としみつだ笑｣
『は？』

まずいまずいまずいまずい

一刻も早くこの扉を開けなければ！

ガチャ

開いたっ！

『開いたから早く入っ…』
し｢としみつ〜！！｣

なんて大きな声出すから、慌ててしばゆーの口を塞ぎ
思わずしばゆーの家に入ってしまった。


はぁ…はぁ…。

し｢なんて…大胆…ドキドキしたぁ…｣
『もう！なんでそんな大きい声出すだ？』
し｢えー？なんでよ〜。としみつとA仲良かったやん。｣
『そ、それは…』

そうなんだけど
かくかくしかじか色々あって…

し｢まぁいいや…部屋散らかってるけど、ゆっくりしてく？｣
『や、突然だし奥様びっくりするんじゃ…』
し｢あー、家族と住んでるとこはまた別にあって、ここは別荘みたいな？｣
『は、はぁ…』

普通に賃貸を2個も3個も契約できるって
やっぱYouTuberってすげぇなぁ…。

なんて考えながら

『じゃ、じゃあお邪魔します｡』

しばゆーの家におじゃますることになった。

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