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桜舞い散る頃
卒業証書を持った生徒たちが、それぞれ仲間たちとの別れの時間を偲んでいる。
そんな景色にひたっていると
「あぁぁぁぁー!A〜泣」
私のクラスに泣きながら入ってくる一人の男
『てっちゃん!?何なに?どしたん?笑』
小柳津徹也。同じ陸上部の友人。
私がマネージャーで、彼の怪我の手当をしてから何故か気に入られた。それからいつも遊ぶほどのとても仲のいい友達だった。
て「俺、Aと離れるなんて嫌だよォ〜!俺、Aいないとなんも出来んもん泣」
私の制服に涙やら鼻水を垂らしながら泣くてっちゃんに
『よしよし。そうだね…私も卒業してからのてっちゃんが心配でならんよ』
と頭を撫でながら言うと
て「じゃあ、俺と付き合っ…」
といいかけたところで
「はーい!ストップ!」
と言って、てっちゃんの頭を叩いた彼は
『あ、りょうくんにゆめくん!』
福尾亮とその後ろから杭全夢丸
この2人も部活が一緒で、いつもてっちゃんとこの2人で遊びに行ってた仲間だ。
り「ごめんA、てつやに変なことされてない?」
『大丈夫だよ笑』
ゆ「制服、鼻水だらけやん!何やってんだよ笑Aに謝りん?」
て「ごべんなざい…」
『あはははは。大丈夫だよ。』
なんて笑いながら話していると
「なんか楽しそうじゃんかぁー!」
と言いながら入ってきたのは
『あ、しばゆーだ!』
柴田祐輔。
りょうくんの紹介で仲良くなった。この人がとにかく面白いんだ。何度もお腹よじれるくらい笑わせてもらった。
し「制服に鼻水ついてるじゃん。」
と言いながら、私の制服についたてっちゃんの鼻水を舐めようとしてきた
『えっ?笑』
り「おい!やめろって笑それはさすがにないって笑」
笑いながら止めるりょうくん
し「えー?ダメなんすか?(真顔)」
とキョトンとするしばゆー
り「ダメに決まってるでしょう?笑」
ツボに入っているりょうくんを見て私もつられて笑ってしまう。
あぁ…やっぱりこの人たち面白い…
一緒にいてて楽しい…
離れたくないなぁ…
てっちゃんが心配だなんて言ったけど…
私もこの人たちと離れちゃったらどうなるんだろう…
私の方こそ…大丈夫じゃないかもしれないなぁ…
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Lucy-ruu(プロフ) - とっても引き込まれます。なんだか読んでてこっちももどかしい気持ちになるし、ドキドキします。更新楽しみにしています(^^) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き気になりすぎます (2022年6月27日 4時) (レス) @page31 id: 785d131afe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ただの猫好き x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 3時