空を飛べるモノ ページ7
結局あの日はカミサマとお話できなかった。
その代わり
ひょんな事から透真さんと買い物に行く事になった。
ワタシを名指しすると背の高い透真さんは「行くぞ」とだけ言って家を出る。
ワタシも慌てて着いて行く。
お肉、お野菜、フルーツ。滞りなく買い物は進んでいく。
食べ物選びは透真さんが既に目星をつけていて、荷物も大きい手と腕で問題なく担いでいた。
ワタシは何の役にも立っておらず、ただ後ろをひっついて歩いてる。
何故ワタシは呼ばれたんだろう？
これで最後だ と透真さんは炭酸水を購入する。
ワタシが持とうと手を伸ばすと素早く袋に詰め入れられ、透真さんにかかる負荷が蓄積された。
何だか悔しくも寂しい気持ちが広がってきた。
ここにいるのに必要とされてないような、無視されている感覚。
顔が歪んでしまい、つい俯いた。するととたんに動く事ができなくなってしまった。
じわじわと視界がぼやけて、雫がぽたりと地面に弾けた。
透真さんは少し焦った様子でいた。
ごめんなさい。なんでもないんです。そう言いたい。
「疲れたのか…？……いや、違うよな」
低い声で唸ると、透真さんはこっちに来てくれと言い、公園のベンチまで歩くと荷物を置いた。
すると買ったパンを開け、細かく千切り地面に撒いた。
空から気配を感じる。影を落とし、その大きさは小さいまま地面に降り立つ。
それはチュンチュンと可愛らしく鳴くと、低いステップを踏みながらパンをつついた。
しっぽが上下に忙しなく動いている。
よく見ると少し太っていたり、背が低かったり。
色が薄かったり、食べるのが下手だったり。
�猴諭垢併僂瞭韻限減澂瓩�地面に散らばって各々食事をしていた。
「雀って言うんだ。…見た事あるか？」
ブンブンと首を振り、否定する。
沢山の�狄��瓩蓮� 沢山いる�爛肇皀瀬銑瓩里茲Δ鳳任辰拭�
触れようとしたら ばさりと小さな竜巻を起こし空へ行く。
羽でどこへでも遠くへ行ける。
ワタシ達と雀の間には壁はないはずなのに
自由だなぁ。
見上げると太陽の光の強さに目が眩んだ。
「スズメは自由でいいですね」
ぼんやりと溜め息が出る。
透真さんはワタシを見ると、こう返した。
「雀はな、飛べるが志はない。ただ生きるだけの小さな鳥よりも、人間の方が自由で、色んな場所に行けるぞ」
顔を見ようと見上げると、背けられた。
くるりと方向転換して荷物を持つと、パンが入っている軽めの袋を差し出される。
家に帰るまで、これを持っててくれないか？
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ルーイヒ・シュヴァルツ(プロフ) - ペネロッペさん» わああーいありがとうございます！！ルパパトですよ！これから皆と絡めていきます(*^^*)需要あるかなぁと思いながら書いてたのでそうコメントして頂けて嬉しいです！よろしくお願いします(*´ω｀*) (2022年5月8日 12時) (
レス) id: b456d1d053 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - え、題名見て読んだんですけどもしかして、ルパンレンジャーですよね！？ 私ルパパト大好きなんです！ 更新応援しています！ (2022年5月7日 22時) (レス) @page4 id: 5e59b20b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーイヒ・シュヴァルツ | 作成日時：2022年5月6日 23時
