ワタシのカミサマ ページ4
ワタシ達は巡り着いた。
晴れ。
新しい世界はちょっぴり冷たい、けどいいさ。
ワタシにしがみついていたトモダチはとても嬉しそうに走った。
嘘のようで、信じられないけど、トモダチは空気を吸って楽しそうに笑っている。
下に生えていた草を触ると柔らかかった。花も、ふわりとしなって植物の温かみを感じる。
気持ちいい風に光が、ワタシ達を理由もなく称えているかのようで、
気付けば、糸が切れたワタシは大地に崩れ落ちた。
そんなワタシにカミサマは目を止めると、髪を撫でてくれた。
カミサマになら、話してもいいかも。
「ここで死にたいよ」
これ以上の幸せはワタシには待っていないよ。
金色の姿から人の姿に変わると、カミサマは言った。
「君の名前はなんて言うの？」
優しい瞳で覗きこんで、そんな事を尋ねられた。カミサマは何を考えているんだろう。
「ワタシは105号って呼ばれてる」
それを聞くと、カミサマはふんわりと柔かく眉を寄せた。そして膝まづいてワタシと背を合わせると、頬ずえをつきながら、また尋ねた。
「友達とは、一緒に遊ばないのかい？」
だって、トモダチはただ同じ部屋に居ただけだから。
仲がいい訳じゃないから。
「家族はどこにいるのかな？」
家族なんてもう憶えていない。
「ワタシ、には....いないから……」
するとカミサマは、ワタシの手を大きい両手で握った。
とても、びっくりするほど暖かい。
「そうかい。それじゃあ、ボクに、君と並んで歩かせてくれないかな」
役にも立てないこの手が、触れられている。
涙腺なんて切れてしまう。
ダメだな、繋いでいて。
お願いだよカミサマ
ギュッと、ずううううっと、繋いでいてよ。
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ルーイヒ・シュヴァルツ(プロフ) - ペネロッペさん» わああーいありがとうございます！！ルパパトですよ！これから皆と絡めていきます(*^^*)需要あるかなぁと思いながら書いてたのでそうコメントして頂けて嬉しいです！よろしくお願いします(*´ω｀*) (2022年5月8日 12時) (
レス) id: b456d1d053 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - え、題名見て読んだんですけどもしかして、ルパンレンジャーですよね！？ 私ルパパト大好きなんです！ 更新応援しています！ (2022年5月7日 22時) (レス) @page4 id: 5e59b20b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーイヒ・シュヴァルツ | 作成日時：2022年5月6日 23時
