あなたがいた証

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「ただいま...」


ジ「おかえり、
大丈夫か？」


「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけどさ、」



みんなをリビングに集めて、Youtubeのことを話した


相「マホトらしいっちゃマホトらしいね…」


ジ「あいつの生きがいだもんな、動画は..」


サ「Aはどうなの？」


「みんなの協力も必要だけど、あそこまでの覚悟があるんなら、私には止める権利はないよ...」


ジ「俺らが交代でついてれば大丈夫じゃない？
あいつも無茶なことはしないだろ」


「うん...
みんな、協力よろしくお願いします。」


サ「当たり前じゃん！
みんな親方の力になりたいと思ってるよ！」


「ありがとう...！」




それから荷物を持って病院へ戻った


病室に入るとマホトは寝ていた


「みんな、マホトの力になりたいって言ってくれたよ...

絶対、絶対っ、、
いなくならないでっ、！」



寝ていると思ってついそんな言葉が口から出る


手をぎゅって握られて

顔を上げるとマホトの顔があった


『泣くなよ…笑
俺死なないから。絶対、いなくならないから。』


「ごめんっ...」


『大丈夫だからっ笑
ほら、笑え！』



「無理して笑わなくていいよ…
つらいならつらいって言ってほしい...！」


『...無理してでも笑っちゃうのが俺なんだよ笑
泣いてたって何も変わんないだろ？

泣いてる時間があったら、俺はAと、みんなと笑っていたい。』


「そっかっ..そうだよね...。


私も、私もいっぱいいっぱい笑うよ」


『明日さ、動画撮ろうと思うんだ。

病気のこと、話そうと思う』


「そっか。」


『みんなどんな反応するかなぁ〜笑
ドッキリとか思われるんだろうな…』


「ドッキリならいいのにね笑」


『まぁな笑』


「でもまずは先生に許可取らないと
ここで撮るんでしょ？」


『うん』


「それは明日だね
もう今日は寝よっか」


『こんな早く寝るのいつぶりだよ笑』


時計を見たらまだ9時だった


「早すぎるけどちゃんと休まないと」


『おやすみ。』

「おやすみ」



電気を消して自分のベットに入る


『ごほっ、ごほ』


昼間は薬で少しは抑えられていた咳がまた出てきた


「大丈夫？」


『ごめん、寝れないよな』


「ううん、私は大丈夫だよ
薬きれたのかな？」


『かな
イヤホンでもして寝な』


「大丈夫だって、おやすみ」


ずっとこんな感じで寝れなかったのかな...

気づかなかった


はぁ、また涙が流れる


マホトにバレないように枕に顔をうずめた

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