あなたがいた証

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ガチャ


『ただいま』


「あ、マホトおかえり〜」


『めっちゃいいにおいす、...げほっげっほ』


「大丈夫？」


ここ１ヶ月くらいマホトは咳が止まらない


『げほっ
ごめんごめん大丈夫w』


「やっぱり病院行ったほうがいいよ」


『いや、いいよ。
動画撮ってくるから
ご飯できたら教えて』


「わかった、無理しないでよ？」


『わかってるよ』


そう言いながら部屋に行く途中でもまた咳をするマホト



でも熱はなさそうだし、くしゃみもしてない


風邪じゃないのかな？？



まぁ疲れてるのかな。


なんてそんな考えは甘かった...







『じゃあ仲間家いただきます！』


「「「いただきます！」」」


『うん、旨みの極み』


相「最近軽く使いすぎじゃない？笑」


『いーのいーのっ、げほっげほ』



「流石に長すぎじゃない？
ほか何ともないの？」


『いや、咳以外なにも』


「変なの。
ちゃんと早く寝なよ？」


『はーい』





「マホトそろそろ、寝ない？」


『もう寝るの？』


「もうじゃないよ
今１時だよ？」


『えー、げほっげほ』


「ほら〜せきでてんじゃん」


『分かったよ寝るよ

おやすみ』


「うん、おやすみ」



咳うつるかもって言って私に背中を向けて寝るマホト


でもなかなか咳がとまらなくて

寝付けなさそう



背中をさすってあげたら

『A寝れないでしょ？
俺リビングで寝るよ』


「大丈夫だよ。
悪化したらやだし」


『ごめ、げほっ』


「明日病院行く？
薬もらえば楽になるかもよ」


『明日撮影と取材ある』


「うーん、じゃあ明後日？」


『何もなかったらね』

「うん、おやすみ」

『おやすみ』



しばらく眠れなかったみたいだけど

やっと落ち着いたみたいで寝息が聞こえる


私もそれを聞いて眠りに落ちた




朝

「あれ？」


隣にいるはずのマホトがいなかった

リビングに行くとソファーで丸くなって寝るマホト


『んん、A？』

「悪化したら困るって言ったのに」

『夜中に起きちゃってさ、
A起こしたら悪いと思って』


「大丈夫？」

『大丈夫だよ。』


マホトは咳をしながら準備して

仕事に行くところだった





『いってきます』

「いってらっしゃい
大丈夫？」


『うん、大丈夫。』



その言葉に一安心した矢先だった


ドサッ

マホトが倒れた



「マホトっ！？
マホト！」


相「どうした？」


「マホトがっ！」


すぐに救急車を呼び、マホトは病院行くへ運ばれた...

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