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No.29 ページ30
翌朝______
どれくらい眠っていたんだろう
少し動くと腰が痛い
自分の身体を見ると紅い花が散らばっている
でも、これが愛された証だと思うと嬉しい
そんなことを考えていると
急に後ろから抱きしめられた
増「ん、おはよぅ」
あ「おはよう、貴久」
増「ふふ、なんか今すっごい幸せ」
あ「そうだね、私も今すっごく幸せ」
やっとお互いの気持ちが知れた
私たちはずっと相手は自分のことを
ただの不倫相手としか思っていないと思ってた
でも本当は愛しあっていて
そういうことなら早く気持ちを
伝えていればよかった
そしたらもっと早くこんなふうに
笑いあえてたのに
でも、私にとっての本当の幸せは
これから起きることを乗り越えてからだった
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作者名：ヒナルル | 作成日時：2018年7月8日 1時
