素直すぎる君が好き【牛島若利】2

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試合が始まる前、鷲匠先生が集合をかけた

スタメン入りしている選手が鷲匠先生を囲む


「お前ら分かってると思うが勝つためにはどうすべきか考えながらプレーしろよ。雑なプレーしたら許さねぇからな！」



「「はい！！」」


そう言ってみんなコートに向かった


いつもなら若利くんはこちらをチラチラと見ながらコートに入るのだが今日は一切こっちを見なかった


きっと集中しているのだろうと思い、私は鷲匠先生の隣に座った


「おい」



『は、はい！？』



先程鷲匠先生にめちゃくちゃ怒られたので声をかけられて体がビクッとなってしまった


え、なに、また怒られるようなことしたっけ…？



「今日も昨日みたいにマネージャーとしての仕事、頼むぞ。Aのおかげで選手達も他の事に気を取られずプレー出来てるようだからな」



『…はい！今日も頑張るね！！』



「ったく…俺にタメ口聞くヤツなんざAくらいだわ…」



今日もうちの鷲匠先生が可愛い

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