【ハイキュー】歪んだ愛【月島蛍】

10話 戸谷side ページ13

勉強を初めて数時間









月島「ちょっと休憩しよっか」









戸谷「はいっ」









月島「僕飲み物持ってくるから待ってて」









私はさっきの事を思い出した









戸谷「はぁ…あの子誰だろう」








───生まれた頃からずーーーっと一緒の幼馴染み








────結婚の約束もした可愛い幼馴染み









────でも、中2の2月ぐらいに交通事故で亡くなった









─────月島くんはその子の事がまだ忘れられない好きって言う噂









戸谷「まさか……ね」









でも、もし本当ならなんで月島くんは私と付き合ってるの、？









ガチャ









月島「お茶でいい？」









戸谷「あ…はい！」








戸谷「なんかこうして話すの久しぶりの感じがします」







月島「そうかな？」







戸谷「はい……月島くんに最近避けられてる気がしたので…」







月島「……ごめん」









戸谷「いえ、別にいいですよ！私が気づかないだけで月島くんに不愉快な思いさせてしまったのでしたら謝ります！！すいません…」









月島「最近夢を見るんだ……」









戸谷「夢、？」









月島「そう……すっごく幸せな夢…」









戸谷「どうして幸せな夢なのにそんなの悲しいそうな顔をするんですか？」








月島「え……」








戸谷「月島くん最近ぼーっとしてますよ」








月島「僕が……？」








戸谷「はい」







月島「くっはははっ…はは……あはははっ」








月島くんは急に笑いだした









戸谷「な、なんで笑うんですか！！」









月島「戸谷さん……僕の事見てたんだねそんなに僕の事好き？」









戸谷「なっ！！//……彼女ですから当たり前…好きです…」








月島「っ！！///」







月島くんの耳赤い……






なんか恥ずかしくなってきた







戸谷「私、今日は帰ります！」







月島「えっ待ってよ」






月島くんに腕を掴まれてバランスを崩した








戸谷「え……？あっ」







ドサッ








月島くんの顔が目の前に！！これは壁ドンならぬ床ドン？！








それにしても月島くんの顔って本当整ってる……綺麗







今なら月島くんの名前呼べる気がする







戸谷「け、蛍くん」







すると突然私から離れて背を向けた







月島「僕の名前……呼ばないで」






その声は今まで聞いたことの無い低くて冷たい声だった

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