オモイビト、オモワレビト 2

ファーストキス ページ8

それから事情聴取が終わり今は登坂さんと警察署からタクシーで帰ってる



そしてなんで分かったのか？


それは



ユウナちゃんが登坂さんに言ったらしい



私のことを助けて欲しいって頼まれたらしい


ユウナちゃんに相談してて良かったよ、、



もし、登坂さんが来なかったら
そう考えるだけで恐ろしい


でも正直、玲於が良かったなと思ったのは私だけの秘密



助けてもらったんだもんね、感謝しなきゃ



それに最初らへんに登坂さんがストーカーしてるんじゃないかって疑ったことを心の中で謝るよ、


タクシーではお互い無言だった



けど急に


登『ごめんキスして、これしか助ける方法思いつかなかった』




ビックリしたまさか謝ってくるとは思わなかった


仮にも私のことを好きなんでしょ？
だったらラッキーって思うのが普通なのでは？



と思ったけど目が本気だった
それに助かっただけまだマシだ




『いや、そんな助かっただけマシです大丈夫ですありがとうございました。でも、えっと、その・・・』




登『でも？どした？』







やけに今日は優しいな




『こんなこと言うのも恥ずかしんですけど実はその、キ、ス、初めてで、、』





登『ウッソ？マジで？初めてなの！？』





『はい、恥ずかしながらまだこの歳で未経験なんです、、』







登『まじか、なんかごめん、初めては好きな人とが良かったでしょ？ごめん俺で、玲於とかが良かったよな』









なんかほんとに意外、、
そんなこと気にする人だったんだ
なんか優しいな








隣でうわー、やらかしたって小声で言っているけど聞こえてるよ？






そんな事を言っているうちに私の家に着いた





降りる時にお金を出そうとしたら



登『いいよ出さなくて俺んち帰るのに通るからさどうせ、それに結構タクシーでお金使ってるでしょ？』




『いや、でもそんな、、』



流石に奢ってもらうことが大好きな私でもこの状況で出してもらうのはまずいことぐらい分かる


でも




登『いいからいいから早く帰って身体、休めな』







ほんとにどうしたんだろう
優しすぎて気持ち悪い





『じゃあお言葉に甘えて、えと、ほんとにほんとに今日はありがとうございました！ほんとに助かりました！』







そういいタクシーを降りた



登坂さんは私が中に入るまで見届けてくれた

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