101話 ページ29
エリザベスside
飛び去ったメリオダス様を追いかけて来てみると、敵の聖騎士にやられている彼
ヘルブラム「ようやくおとなしくなってくれたね…メリオダス君…
さて…また暴走される前に回収するか」
ホーク「あの化け物みてえなメリオダスを、倒しちまいやがった!!」
「メリオ…ふぐっ」
私は、思わず叫ぼうとした
でもそれは、口をふさがれかなわなかった
口をふさいだ人物は、いつの間にかキング様とA様を抱えて立っていた
口を塞いだのはバン様
「バン様…!?それに…キング様、A様…」
驚いて声を上げる
バン「静かに…!お前らまだ走れるな?とっととここからずらかるぞ♪
こりゃヤバすぎる…」
真剣な顔をしてそう言うバン様
ホーク「へ!?」
「まさか、メリオダス様を置いていく気じゃ…わ…私は残ります!!!」
メリオダス様一人をおいて、逃げるなんて…!
バン様は「チッ」と舌打ちをして、私を抱えて反対側にはキング様、その肩にはA様を担いで走り出した
「は…放して!!メリオダス様を助けなきゃ…!」
抗議をするも、実際私には何もすることはできない
それを分かってのことか、バン様は
バン「無事、逃げ切れたら放してやるよ〜〜♪」
と言って全速力でその場を駆け抜けた
文面では分かり辛いが、顔は真剣そのもので焦りを感じさせる
次の瞬間
ドドドドド!!!というものすごい音が後ろから迫ってきた
バン「やっっっっべぇ〜〜〜〜っっ!!」
やはり、文字だけでは分かり辛いが物凄く危ない状況な様子
ホークちゃんも
ホーク「ぷごーーーっ!!ナニコレナニコレ!!?」
と悲鳴をあげている
バン「しゃべってねぇで足(とんそく)を回転させろ!!」
バン様も何時もの余裕そうな♪の記号が取れてホークちゃんに怒鳴った
二人の様子からも、相当な状況だというのがわかるが、抱えられている私にはイマイチ理解できない
時節、チラチラと見える地面が抉られていく様が目に映り
恐怖で身を強張らせ、抱えられるがままに迫りくる地面から逃げ続けた
地面の揺れがおさまり、後ろを見れば、巨大な岩がいままで私たちがいた場所に鎮座していた
バン「な?ヤバかったろ?」
その言葉がやけに静かな辺りに響いた
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まむまむ - レイピアという武器だったはずです (2018年8月1日 3時) (レス) id: 971f317396 (このIDを非表示/違反報告)
ナナーシ・ナーシ(2018/1/4~2018/1/4) - ギーラが使うのは槍ではなく細剣だったという記憶があるのですが、どうなんでしょう? (2018年1月4日 21時) (レス) id: 6482fe4eaa (このIDを非表示/違反報告)
うP乙隊隊長 - 今夜は宴だ!更新だ! (2016年2月16日 23時) (レス) id: 13f1ab46b3 (このIDを非表示/違反報告)
銀 - サ、サイシンマダカナ?…… (2016年2月8日 0時) (レス) id: 1bdc6b786d (このIDを非表示/違反報告)
茄恋(プロフ) - 七つの大罪2期ある大丈夫ですよー。ちょくちょくでいいので完結してもらえればそれで。。。 (2015年12月1日 20時) (レス) id: a496d53523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*冬三月* | 作成日時:2015年1月24日 21時