【七つの大罪】【男主】トリップしたら大罪人になってた…！3【メリオダス】

99話 ページ27

引き続きエリザベスside



ギーラ「あ…ぐあ…あぁああぁぁああああ…！！」



片手を切り離されたギーラは悲痛な声をあげながらも、倒れはしなかった



だが、メリオダスの攻撃によってギーラは後ろにいたジェリコ諸共吹き飛んだ



その攻撃によって生み出された砂塵で周りが見えない



ドガァァンッ



ドドドドドドドッ



というものすごい音が数秒続く



ホーク「エリザベスちゃん大丈夫か！？」



「ホークちゃん！！」



良かった…ホークちゃんは無事で…



「メリオダス様に一体何が起こっているの…？」



状況の把握ができない不安に駆られながら呟く



ホーク「わ…わかんねーよ！！つか、ありゃ本当にメリオダスなのか！？」



そうホークが言ったあと、爆発が一層激しくなり砂煙が吹きかかる



あまりの煙たさに目をぎゅっと閉じ、ケホケホと咳をする



次に、目を開けてみると私たちのいる場所だけが無事で、周りは地面を抉られ焼け野原とかしていた



すぐ目の前にはメリオダス様がいて、思わず膝のA様を抱きしめる




スッと顔を近づけてきてくんくんと匂いを嗅ぐ仕草をするメリオダス様に戸惑いながら



「メ…メリオダス様……？」



と声をかけると、ピクッと何かに反応したように後ろの方を眺める



そのあと、A様を一瞥して何をするかと思えばぎゅうっと私の腕ごと抱きしめて



黒い痣のようなもので翼をつくって先程眺めていた方向に飛んで行ってしまった




私とホークちゃんはその様子をポカーンと眺めていた



「一体、何だったのでしょう…？」

100話→←98話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す