【七つの大罪】【男主】トリップしたら大罪人になってた…！3【メリオダス】

93話 ページ19

エリザベスとベロニカがいた場所からは濛々とした煙があがっている






グリアモール「ベロニカ様ぁああーーーっ！！！」




ホーク「エリザベスちゃーーーん！！！」





ギーラ「周囲360度の地中に張り巡らせた、私の”キラーマイン”


あらかじめ仕掛けておいて正解でしたわ」





俺は脚に力が入らなくなって膝から崩れ落ちた




「………」




グリアモール「そ…んな…そんな！！


ベロニカ様！！」




グリアモールが走り出したのはさっき爆発のあった場所



煙が晴れたそこの地面は黒く焼け焦げ、大きな穴が空いていた



そばにはエリザベスと、ベロニカの着ていた服の切れ端。




それは、ベロニカがエリザベスを助けて犠牲になったことを物語っているようだった




エリザベスは布の切れ端を握りしめて涙を流した



エリザベス「ベロニカ…姉様…


どう…して………私を……庇って…」



ポタポタと大粒の涙が焼け焦げた地面を濡らす



エリザベス「う…うぅ…


ごめんなさいっ！ごめんなさい…っ！！」




エリザベスが泣いているのと、焼け焦げた地面と布の切れ端を見て

その場所に着いたグリアモールも理解した





もう、ここにはベロニカはいないのだと





グリアモール「ベロニカ様…！！


うおおおおおおおっ！！」



被っていた兜を外して地面に膝をつきこちらも、涙を流した




その瞬間、ギーラとジェリコを捕らえていた球体の魔力が消えた



ギーラは見事に着地したが


ジェリコはドサッと思いっきり尻餅をついた




経験の差というものだろうか




ギーラ「平静を失い魔力の出力が不安定になったようですね…」


ガシャッガシャッ


という音をたててエリザベスとグリアモールに近づく




ホーク「この豚畜生共が〜〜〜〜！！！

三度目の正直じゃーーー！！！」



ホークがギーラに向かって走り出す



グリアモール「貴…」




怒りに我を忘れたグリアモールは怒りの声を発しようとしたが、ギーラの攻撃によって遮られた



グリアモール「ごあっ！！」




ホークは吹っ飛んできたグリアモールに当たって飛ばされてしまった



ジェリコ「ギーラ！！いいのか、聖騎士長の息子だぞ」



ギーラ「〈七つの大罪〉に襲われてベロニカ王女と共に非業の死を遂げた…それで十分でしょう？」




ジェリコ「おっかねえ女……」

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