【七つの大罪】【男主】トリップしたら大罪人になってた…！【メリオダス】

29話 ページ36

ボロボロな家々が建ち並ぶ街並みは、戦争でも起こったかのようなすごい有り様だった

そんな状態の街の外に人がいるわけもなく…


カツンカツン


と足音を響かせながら呑気に歩いて独り言を呟く敵のゴルギウス？とやらはすぐ見つかった


まぁ、当たり前だわな…

ホークのおかげでもあるが


危なそうなので物陰に隠れておこう…


俺は危険を察知し、メリオダスがゴルギウスに声をかける前にその場を離脱した


メリオダス「いた。」



ゴルギウス「おおっと！見つかっちゃいましたか？」


ホーク「1マイル先の残飯の匂いを嗅ぎわける俺様の鼻をナメんなよ！！」



メリオダス達が話し始める


ホーク…1マイル先って凄いな

あれ？でも1マイルってどのくらいだろ

とにかく凄いことは分かった。多分


エリザベスが

「…それ 本当？」


と小声でホークに聞いてる


ホーク「うん…え、引いた？」


1マイルってそんなにすごいのか…俺には分からんが



そんな会話が繰り広げられてるのもお構いなしにメリオダスは

「お前に この剣とエリザベスを奪うよう命令したのは誰か教えてもらうぞ

でなきゃ お前を今すぐボコボコに…」



・・・物騒な…


「はい！降参でございます！！」


ゴルギウスはそれはもうすごい速さで手を上にあげ言った


おぉう…なんか、拍子抜けだな


「「へ？」」


エリザベスとホークもそう思ったのか驚きに声をあげていた


「このゴルギウス生来 臆病な質でして戦いは好みません…

ましてや相手が伝説の〈七つの大罪〉の団長であればなおのこと」


なんかわざとらしいな


そう思った次の瞬間


キキンッ


と団長が何かを剣で弾いた


ガッ


と道に突き刺さったのは二つの月のような形をした刃物だった


「…え？」

「え？」

「えっ」


上からエリザベス、ホーク、俺の順で口から声が漏れる


やっべ、いきなりのことで声が出てしまった


いることバレたかな…


「…手を上げた瞬間に放った暗器です…が

やっぱり見破られちゃいました？」


バレてないみたいだ

…敵には




ん？何故かって？

団長がこっちガン見してきたからだよ

流石である


「1マイル先のパンチラを見逃さない俺の眼力ナメんな」


えっそれは無いだろ


「ほ…本当ですか？」


王女様！真に受けた！ピュアなんだな


「うそ。」


だろうな。わかってた。


〜〜〜〜〜

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