【手下】くらげの話【マルフィ】

4話目 ページ8

『ヴェールさん…超絶マイペースな美人さん…。』

ジョー｢ヴェールも大概だが…他の奴らもあんな感じだぞ。
アイツらのペースに呑まれたら先に進まねぇったらありゃしねぇよ。お前も気をつけろよ。｣

『あぁ…うん…。』


聞いたところによるとリクルーターは私を除いて10名。
そのうち2人がジョーとヴェールさんだから…。

あの調子の人達があと8人…？
え…不安しかない…。


ジョー｢…ま、とりあえず入るk((？｢あ！いたいた！エイトフットさーん！｣…おい。うるせぇぞ。｣

？｢いやぁすみません！先程ヴェールさんがエイトフットさんともう1人の新たなヴィランズの方が来ているのおっしゃっていたので…。
早くお会いしたくて来てしまいました！｣

威勢がすばらしいこの方…。
ビックリしすぎて思わずジョーの後ろに隠れてしまった。

すごいオン眉だ…でも可愛い…。

ジョー｢そうかそうか、…なんか随分見た目が変わったな。
それはそうと、こいつはちょいとビビりなんでな((『ビビりじゃない！』へいへい…こいつ人見知りだから、出てくる時は気ぃつけてやってくれ。
A、さっきみたいにもっかい自己紹介やってみ？｣

完全に子供扱いされている。

でもその扱いも、今は安心出来る要素のひとつだ。

大きく息を吸って…よし、営業！

『はじめまして、わたくし今回より初めてリクルーティングに参加させていただきます、Aと申します。アースラ様にお仕えするクラゲでございます。何卒よろしくお願い致します。』

よっしゃ言えた！バッチリじゃない！？

？｢あぁ！私が先に名乗らなくてはいけなかったのに申し訳ありません…！
わたくしはミスターＶと共に司会を致します、スキャターと申します！今はまだ見習いの段階ですが、素敵なヴィランズを目指して日々勉強中です！
Aさん、よろしくお願いしますね！｣

ん〜司会がいるのか。やっぱりちゃんとしてるんだな…。
それより見習いという言葉が気になる。
見習いということは…。

『スキャターさんですね、こちらこそよろしくお願い致します。
…貴方は人間なのですか？』

スキャ｢はい！わたくし今はまだ生粋の人間でございます！｣

『そうですか、道理で…』


人間臭い。


ダメだなやっぱ…。
こっちに慣れるとどうも人間の臭いが気になる…。


スキャ｢？道理で、いかがなさいました？｣

『あぁいや、どうりで無邪気なわけだと思いましてね。素敵な笑顔をなさる方だなぁと。』

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