36話目 ページ43
エイト「ホントにな、初日はあんなに緊張してたのになァ」
『なにさ、そりゃあ3週間もしてたら流石に慣れるよ。』
そう。
あの初日からもう3週間ほどの時が経過したのだ。
初めは緊張で失神しそうだったリクルーティングも、慣れてみればどうってことはなく、今は懸命にヴィランズに相応しい人間の選別をしている。
リクルーティングの成功率はまずまずだが、正直ショーを見に来る人間の中に本当にヴィランズになれる者がいるかと言われたら…まぁ…。
そんな私は今日もリクルーティングを終えて、今はジョーの部屋で本日分の報告書を書いている。
エイト「…それにしても、お前もだいぶ柔らかくなったんじゃねぇか?」
『…私太った?』
エイト「いや違ぇよ!雰囲気が柔らかくなったんじゃねぇかって言ってんだ。」
『あ〜…そう?
皆さんがあんな感じだからじゃない?』
エイト「まぁな。アイツらといると調子狂うよな。」
『ジョーは良い方向に調子狂わされてると思うけどね。
たまにはこういう交流も必要なんじゃない?』
エイト「そういうAもな。」
『あは、まったくその通りだね。』
コンコン
ちょうどその時、部屋のドアのノック音が聞こえた。
ジョーが動く気配がないので私がドアを開けに行くと、目の前にジャックがいた。
ジャック「あっ!やっぱり一緒にいた〜。仲良すぎじゃない?」
『仕事をしていただけですよ。それより、夕食に呼びに来てくださったのですよね?』
ジャック「そう!今日はグラタンだから早く降りてきてね!」
『はい。』
バタン、と勢いよくドアが閉まった。
バタバタと音がする感じから、他の人も呼びに行ったようだ。
『聞こえてたと思うけど、夕食だってさ。
冷める前に降りて来いって〜。』
エイト「おー、じゃあ行くか。」
『はーい。』
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます! (2022年10月4日 0時) (レス) @page43 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - 続きが、、、、気になる、、、 (2020年9月27日 14時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - いつも更新楽しみに待ってます!これからも頑張って下さい! (2018年12月27日 17時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
悪魔のクリオネ(プロフ) - 与太さん» こんな面倒くさい訂正にも丁寧に答えてくださり、ありがとうございます!ずっと応援しますし、更新待ってますね! (2018年12月12日 20時) (レス) id: 1aaac5e030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うみ | 作成日時:2018年11月7日 17時