26話目 ページ32
『あの…宜しければお手伝いしましょうか…？』
キッチンに行って声をかけると、ぎゃいぎゃい騒いでいた3人がばっとこちらを見た。
ジャック｢…え？いいの？でもAは来たばっかだから料理は…。｣
『あぁ…私は元々人間なので問題ありません。ハンバーグくらいであればすぐに作れますので。』
3人｢｢｢え？？？｣｣｣
え？？？
私なんかまずいこと言った？？？
ジャック｢えぇぇぇぇぇぇ！？｣
ファージャ｢アンタ人間だったん！？｣
ダルメシア｢人間でクラゲ！？どういうことなんだー！？｣
えぇ…？そ、そんなに驚くこと…？
『えっと…。経緯はお話しますので、とりあえず手を進めましょう。』
・・・・・・・・・・・・・・
『私は元々は人間で、日本という極東の国に住んでいました。』
ジャック｢あぁ〜、だから名前が不思議なのか！｣
『そうですね。人間で言う17歳くらいまでは学生として生きていましたが、私は人間でありながらも人間という生き物に疑問を感じていました。
いろいろ考えているうちに、考えることが面倒になって……面倒になりすぎて人間として生きること自体が面倒になったんだと思います。』
ファージャ｢人間もいろいろ大変なんやなぁ。｣
『ヴィランズの世界に比べれば随分平和でしょうもないものですよ。
生きているのが面倒になったので私は死のうと思いました。そこで死に場所に海を選んでしまったのが幸運と言いますかなんと言いますか…。偶然アースラ様にお会いしまして、そのままクラゲに変えられて今に至ります。』
ダルメシア｢へぇ〜！そんなこともあるんだな！じゃあAは１回死んでるのか？｣
『いえいえ、死ぬ前にアースラ様に助けて頂いたので、死んではいません。ただ魔法でクラゲになったせいか、老いというものは感じませんね。
ほら、ハンバーグが焼けてきましたよ。』
ダルメシア｢え？うわぁホントだ！いい匂いがすると思ったら！｣
ファージャ｢Aすごいでぇ！見直したわ！｣
『お皿を用意しましょうか。主食は…炊飯器があるんですね。…しかも既に炊けているとは。』
ジャック｢Aが元人間だから料理が出来るってのはわかったけど...。
話すと意外と柔らかいんだね、A。｣
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます！ (2022年10月4日 0時) (
レス) @page43 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - 続きが、、、、気になる、、、 (2020年9月27日 14時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - いつも更新楽しみに待ってます！これからも頑張って下さい！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
悪魔のクリオネ(プロフ) - 与太さん» こんな面倒くさい訂正にも丁寧に答えてくださり、ありがとうございます！ずっと応援しますし、更新待ってますね！ (2018年12月12日 20時) (レス) id: 1aaac5e030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2018年11月7日 17時
