検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:40,016 hit

11話目 ページ15

そう、びっくりしたのだ。

驚きすぎて、私は海に帰ったと同時に上半身が人の形になってしまった。


『うっ…ぉわ…』

この時のテンパりようはすごかったと思う。

私は水面から少しだけ顔を出し、感謝の言葉だけ述べて逃げるように海の中に帰ったのだった。



・ ・ ・ ・ ・ ・・・・・・・・


私達は3階にある小さな談笑スペースで話をしていた。


『あの時は本当にありがとうございました…!』

本当に、感謝の言葉しか見つからない。

あの時マルフィさんが見つけてくれていなければ、私は今頃あそこで干からびて、もはや風化しているだろう。

マルフィ「いやいや、まさかとは思ったがキミだったとは。
とても美しいクラゲの少女だったものだから、ずっと記憶に残っていてね。また会えて嬉しいよ。」

『私も、こうやって会ってお礼を言えることを心より嬉しく思っています。』

マルフィ「ふふ、これではまるで運命のようだね。」

『…?そうですね?』

マルフィ「…ではそろそろ寝ようか。夜更かしは美容の天敵だからね。」

あ、この人確か誰かに「ナルシィ」って呼ばれてたくらい美しさ命の人だったな。

『あ…引き止めてしまって申し訳ありません。
お話出来て良かったです。ではおやすみなさい。』

マルフィ「こちらこそ、またキミと会えてよかった。おやすみ。」


ご親切にもマルフィさんは私が部屋に入るまで見送ってくださった。

紳士…。さぞ女性にモテるんだろうなぁ…。





今夜はいい夢が見られそう。


そう思って今度こそ眠りについた。

12話目→←10話目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます! (2022年10月4日 0時) (レス) @page43 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - 続きが、、、、気になる、、、 (2020年9月27日 14時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - いつも更新楽しみに待ってます!これからも頑張って下さい! (2018年12月27日 17時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
悪魔のクリオネ(プロフ) - 与太さん» こんな面倒くさい訂正にも丁寧に答えてくださり、ありがとうございます!ずっと応援しますし、更新待ってますね! (2018年12月12日 20時) (レス) id: 1aaac5e030 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うみ | 作成日時:2018年11月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。