弐拾 ページ22
そう、彼女リューキュウは皆さんご存知の通り人気ヒーロー。
彼女の個性は私ととても近しい。
とてもとても近しい。
それもあって彼女は身内と同じくらい大切な存在。
くっつき虫な私の背を擦る彼女。
ヒーローだから勿論忙しいわけで、久しぶりに会えたのが嬉しくて言葉に上手く出来なかった。
それでも彼女は、離れず黙ったままの私が話始めるまで待ってくれる。
幼少時からこんなやり取りがいつもだった。
そんな風に待ってくれる彼女にいっつも甘えていた。
『雄英………いったよ』
絞って出た言葉はちょびっとで、でも彼女には衝撃があったようだ。
リュ｢えっ!? ホントにっ!? おめでとう！｣
『ん』
喜んでくれる姿が嬉しくて気恥ずかしくて、ついお腹に頭をうりうりしてしまう。
｢やっと出れたんだね。偉いよｯ。｣
と、何か噛み締めたような言い方だった。
チラリと顔を見てみると、彼女の眼が少し潤んでいるように見えた。
その日は一緒に晩御飯を食べたが、いつの間にか寝てしまったようだった。
起きたら彼女は当たり前だが居なくて夢かとも思ったが、机に置き手紙があった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Aへ
私の膝で寝ちゃったから運んでおいた
昨日言いそびれたけど、雄英合格おめでとう
これから、辛いことあるかもしれないそれでも乗り越えておいで
また会いに来るから がんばれ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
と短いが彼女らしい文面だった。
よその人の安っぽい”がんばれ”なんかじゃないから余計嬉しかった。
嬉しい気持ちで胸をいっぱいにして部屋を出た。
一方＿＿＿＿＿＿＿では
？1｢まったく、奥方様の所へ行くのは構いませんが……仕事ほっぽりだすのは辞めて下さいと、あれほど言ってるでしょうがｯｯ!!!｣
バンッと机を叩く参謀 鶯色の龍
？2｢だってs？1｢だってさーじゃありません!!
次の”百龍会議”が近いんですよ!?
分かってます!? このお馬鹿ｯｯ!!｣
連日徹夜明けでイライラMAXなのが伺える。
？2｢そなたさぁ、息抜きも必要とは言うだろうて…｣
？3｢その息抜きを軍師殿もすればいいのに、働きすぎなんですよ。 ハハハッ！｣
と、両手に資料を抱えて現れた薄紫の龍
？2｢この万全の策で、あの計画を進めねば……｣
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香澄(プロフ) - 、さん» ご指摘ありごとうございますm(_ _)m フラグ外しました！ すみませんm(_ _)m (2018年3月12日 21時) (
レス) id: c9e1d3609d (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月7日 22時) (レス) id: 8c823a0e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香澄 | 作成日時：2018年3月7日 21時
