番外編5 雨の日(1) ページ43
さあやside
今日は郁弥くんとデートの日。
今日は初めて郁弥くんのお家に遊びに行かせてもらう。
ずっと前から楽しみにしていたので、緊張とドキドキが入り混ざった気分になる。
待ち合わせは郁弥くんのお家の最寄り駅だ。
早めに着いたつもりだったのだが、駅につくともう郁弥くんは待っていた。
「遅かったかな!ごめんね...!」
「いや、今来たとこだよ。」
そのまま郁弥くんについて歩き出す。
「初めてお家行くから緊張しちゃう...。」
「なんで?
独り暮らしだから大丈夫だよ?」
クスッと笑われてそこもまたかわいいと思ってしまう。
「あ、ここだよ。」
着いたのはシンプルなマンション。
階段を上り、郁弥くんの部屋に行く。
「おじゃましまーす。」
中は綺麗に整頓されていた。
いかにもクールな大学生って感じの部屋で少し驚く。
「わー...!」
「...あんま見ないでよ。
ゲームでもする?」
郁弥くんはそう言ってリモコンを私に差し出す。
実は小さい頃から遥と真琴とゲームをしていたお陰でかなりゲームは得意なのだ。
「いーよー!
楽しみっ!!」
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ゲームに集中していて気づくと6:00を過ぎていた。
そろそろ時間だからと帰る準備をしていると...
「...さあや、大雨で電車停まってるって...」
「えっ...!?」
帰れなくなってしまった。
郁弥くんのお家と私の家はかなり離れているから歩いては帰れない。
「...泊まってく?」
首をコテンと傾げる郁弥くんにキュンとする。
「えーと...」
泊まるしかないようだ。
「ごめんね。
お願いします。」
こうして私は郁弥くんのお家に泊まることになった。
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お風呂に入り、郁弥くんに借りた洋服に腕を通す。
貸してくれたのは黒っぽいパーカーだ。
しかし、私と郁弥くんではサイズの差がありすきだ。
パーカーが太ももまできている。
少し大きいが、仕方ない。
そのまま脱衣所を出る。
「郁弥くん、お風呂ありがとう。」
「んー。どういたしまして。」
私より先にお風呂に入っていた郁弥くんは操作していたパソコンから顔を上げる。
「...っ!!///」
なぜか郁弥くんの顔が真っ赤に染まる。
「どうしたの?」
「いや...彼シャツっていうか、彼パーカー?いいなーって...。」
そんなこと言われると私まで照れてしまう。
顔が真っ赤になってしまった。
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まいまい☆ - おそ兄大好き。(元、一松大好き。)さん» ありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: e4e68df0f1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ兄大好き。(元、一松大好き。)(プロフ) - イベントに参加して頂きありがとうございます!お気に入り登録と評価させてもらいました。時間があれば作品も読ませてもらいます。 (2019年8月9日 6時) (レス) id: 254ec47258 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/vonvon/ (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 不快になられた方々、申し訳ありませんでした。許されないことをしてしまったので前みたいに読んでくださいとは言えませんが、一応続きはのせておきます。 (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 江梨もぐさん» はい!わかりました!リクエスト、ありがとうございます! (2018年12月8日 21時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい☆ | 作成日時:2018年10月30日 21時