番外編3 クリスマス ページ40
今日は12/25。
そう、クリスマスなんだ。
僕は今日、さあやとデートをする約束をしている。
待ち合わせ場所である駅前で待っていると、名前を呼ばれた。
いつも大きな声で呼ぶんだなと思いつつ、振り返る。
「おはよ、さあや。」
「郁弥くん!おはよう!」
デートは2回目だ。
しかもクリスマス。
もっと仲を深められたら...なんて。
「郁弥くん、お昼食べよっか。
何がいい?」
「僕は...なんでもいいよ。
さあやの好きなもので。」
そう言うとさあやはスマホでお店を探し始めた。
実は今日、さあやにプレゼントを用意していた。
水色と白のチェックのマフラーだ。
淡い色がさあやにあっていると思って選んだ。
「あ、ここにしよ!」
さあやに言われたお店に入る。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「どうする?
どれもおいしそうだよー、迷う。」
さあやは時間をかけて料理を選んでいる。
うーん...と悩んでいる顔もまたかわいい。
「決めた!
...すいませーん。」
二人で料理を注文して、待つ。
...渡すなら今かな。
「さあや、これ...。」
「えっ!?
マフラー??」
「...似合うと思ったから///」
言ってて恥ずかしくなってくるが仕方ない。
「私も...これ。
かぶっちゃったね。」
「え...!?」
ふんわりと照れ笑いしてさあやが僕に紙袋を渡す。
中を見ると紺地に白のチェックのマフラーが入っていた。
「...ありがとう。」
「こちらこそ!」
そう言って微笑みあった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お店から出て、色んなことをした。
プリクラを撮ったり、カラオケに行ったり...。
ツリーを見たら、もうすっかり暗くなっていた。
「寒いね...。郁弥くん。」
手に息をふきかける。
さあやは手袋をつけていない。
その手を僕はぎゅっと握った。
「郁弥くっ...!?」
「...ちょっとは寒くなくなるんじゃない?」
二人で過ごす初めてのクリスマスは
初めて手を繫いだ日になった。
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まいまい☆ - おそ兄大好き。(元、一松大好き。)さん» ありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: e4e68df0f1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ兄大好き。(元、一松大好き。)(プロフ) - イベントに参加して頂きありがとうございます!お気に入り登録と評価させてもらいました。時間があれば作品も読ませてもらいます。 (2019年8月9日 6時) (レス) id: 254ec47258 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/vonvon/ (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 不快になられた方々、申し訳ありませんでした。許されないことをしてしまったので前みたいに読んでくださいとは言えませんが、一応続きはのせておきます。 (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 江梨もぐさん» はい!わかりました!リクエスト、ありがとうございます! (2018年12月8日 21時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい☆ | 作成日時:2018年10月30日 21時