再会(1) ページ2
春の暖かい風が吹き始めるころ
郁弥はのんびりと歩いていた。
「いーくーやっ!」
急に後ろから衝撃が起こり、驚く。
「...なんだ。日和か。」
その衝撃の正体は友人の日和だった。
周りを見渡すと、見慣れた街路樹が並んでいる。
日和の家の近くまで、来ていたらしい。
「なんだとはなんだよー。郁弥、こんなところまで来るなんてめずらしいね。」
「まぁ...ね。」
こんなところを一人で歩いている理由はあまり言いたいものではなかった。
「...ふーん。教えてくれないんだ?」
「...散歩してただけだよ。」
本当は、中学時代のことを思い出して、いてもたってもいられなかっただけなのだ。
でも、こんなかっこ悪いことは言いたくない。
「...郁弥が言いたくないなら聞かないことにするよ。」
日和は妙なとこでするどいから実は気づいているのかもしれない。
それでも、言葉にしないでくれるところを見るとやはり優しいなぁと思う。
「...ありが「郁弥?」
突然呼ばれた名前にびっくりする。
この声は何度も聞いたことがある。
少し低めで、それでいてすきとおっているような...。
「...ハル。」
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まいまい☆ - おそ兄大好き。(元、一松大好き。)さん» ありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: e4e68df0f1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ兄大好き。(元、一松大好き。)(プロフ) - イベントに参加して頂きありがとうございます!お気に入り登録と評価させてもらいました。時間があれば作品も読ませてもらいます。 (2019年8月9日 6時) (レス) id: 254ec47258 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/vonvon/ (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 不快になられた方々、申し訳ありませんでした。許されないことをしてしまったので前みたいに読んでくださいとは言えませんが、一応続きはのせておきます。 (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 江梨もぐさん» はい!わかりました!リクエスト、ありがとうございます! (2018年12月8日 21時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい☆ | 作成日時:2018年10月30日 21時