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桂
私は、死ねるのか。
人はいずれ死を迎える、それは不変の事実。死ぬことには変わりないのだから、いつ死んだって同じことなのかもしれない。
だが、私は今をずっと感じていたい。錬や皆と一緒に生きていたい。いずれ築いた物語がすべて消えるとしても、生きている限り、今を謳歌していきたい。
ならば。
「私は、死ねません。いえ、死にません。何があっても、図太く生き残ります。だって、今をずっと感じて、"今を生きたい"から。
私は、死にません。聖杯戦争を、勝ち抜きます。」
前を見据えて、高らかに告げる。
「運命に、勝ちます。」
カレンは、しばらくこちらを驚いたように見つめ、
「そう、覚悟があるのですね。わかりました。聖杯戦争への参加を承認しましょう。"監督役代理"として貴方をマスターと認めます。」
と言った。続けて、
「では、先程からそちらで空気になっている方、クラス名を教えて頂けますか。」
と私の後方に問う。
ーーあっ忘れてた。私の後ろに居たんだった、ルーラーのサーヴァントくん(?)。
「ええ、良いでしょう。私はルーラーのサーヴァント、真名は伏せさせていただきますね」
そうルーラー(のサーヴァント)くんは言った。
カレンは驚愕する。
「ルーラー!?裁定者など聖杯戦争に喚ばれることはありません。なぜここに？」
ルーラーくんは少し考え
「そうですね。
推測ではあるのですが、この聖杯戦争に何かとても大きなイレギュラーが起きているのではないでしょうか？
そして私はその抑止力として喚ばれた、と。そう考えることができるかと」
と言った。
カレンは黙考し始め、暫くして
「それが妥当でしょう。そうでなければ、まだ聖杯戦争の開始に必要な７騎の英霊が揃っていない状態なので空いているアーチャーかライダーの席が埋まりますし……」
とポツポツと呟く。
「いえ、今はいいです。まずは"監督役代理"として今回の聖杯戦争について説明をしましょう。」
とカレンは言う。
しかし、少しいやかなり気になることがある。
「本物の監督役はいないのですか？」
ルーラーくんも同じことを思ったようで、カレンに聞いている。
「監督役は、死にました。桂ならわかるでしょう。今回の聖杯戦争の監督役は、桂が呑まれかけた泥に呑まれ消えました。
この聖杯戦争に監督役はいません。私が監督役代理となっていますが、もしも戦争から降りても必ずや守れるとは思わないで下さいね。
私も、マスターの1人ですので。」
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にに(プロフ) - ありがとぉう！！私、頑張る!!!!!! (2021年8月25日 17時) (
レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ(プロフ) - もけぺんさん» 面白いです!!これからも応援させていただきます!!!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: da5ae24658 (このIDを非表示/違反報告)
もけぺん - そうですよね……言峰さんとか天草くんとか……Fateだとなんか暗いところにいるイメージします笑 (2021年8月24日 14時) (レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
あいでっと(プロフ) - 神父って怖いイメージあるよね… (2021年8月24日 7時) (レス) id: 81182bc18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺんぎん | 作成日時：2021年8月24日 6時
