15 ページ16
1週間前
ロンドン・時計塔にて
「先生先生！！！俺日本行きます明日から！！
聖杯戦争やるってホントですか！」
金髪の青年が、先生と呼ばれた、長髪の胃が痛そうな青年に向かって言った。
「どこでその話を聞いたのかね君は！！まぁた会議を盗聴したのかフラット・エスカルドス！！」
こめかみを押さえながら先生改め時計塔現代魔術科ロード・エルメロイ・�鏡い�言う。
そしてそのままフラットにヘッドロックをかける。
「いだだだ、だって面白そうな話してるんですから、聞きたくなるじゃないですか！ハッキングさせていただいただけです！」
「前にも同じことがあったな、なんでおまえは、おまえは……大事な会議の内容だぞ、相当な魔術掛けてるのになぜすり抜けられるんだ！！私の胃を殺す気か！」
そこまで言い終え、エルメロイ�鏡い歪�めたようにヘッドロックを外し、目の前の首を抑えて蹲っている青年を睨みつける。
「だってちょっと弄ったらできるもんなんですから、ならやらなきゃロックに失礼じゃないですか」
「君の言っていることは意味不明かつ恐ろしく天才的なんだよ……前よりも盗聴防止の魔術の強度を上げているというのに……」
と、そこで彼は気付く。
「………聖杯戦争？」
蹲っていたフラットは顔をぱっと上げ、
「そうです教授！俺それに参加したいんです！！スノーフィールドのもそうでしたが今回の聖杯戦争もなんかスゴイらしいですね！英霊とお友達になったら世界征服ですよきっと！それになんかカッコいいじゃないですか」
と興奮したように言う。
エルメロイ�鏡い亙鬚譴燭茲Δ�
「君はアレだな、馬鹿だ。どうしようもなく阿呆で馬鹿だ。聖杯戦争にカッコいいから参加するなんて論理も常識も危機意識も破綻しているぞ」
と呟いた。
「で？そんな危険な戦争に参加するなんてアホなこと考えてないで、お前は昨日私が出したレポートはもう終わらせたのか？アレは今日までだぞ」
彼は、昨日エントランスホールにある螺旋階段を滑り降りて何度目か知れないが見事エルメロイ�鏡い妨�つかりレポートをくらったのだった。
「もう終わらせました！！部屋にあるので提出しますね〜」
まるでレポートが喜ばしい事かのように、フラットは満面の笑みでレポートを取りに戻っていった。
「聖杯戦争については忘れたか…？そうと思いたいものだ。いざとなったらかの王の触媒を、と思ったがどうやら要らないようだな」
とぼやきながらエルメロイ�鏡い呂修両譴鯲�ち去った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にに(プロフ) - ありがとぉう！！私、頑張る!!!!!! (2021年8月25日 17時) (
レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ(プロフ) - もけぺんさん» 面白いです!!これからも応援させていただきます!!!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: da5ae24658 (このIDを非表示/違反報告)
もけぺん - そうですよね……言峰さんとか天草くんとか……Fateだとなんか暗いところにいるイメージします笑 (2021年8月24日 14時) (レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
あいでっと(プロフ) - 神父って怖いイメージあるよね… (2021年8月24日 7時) (レス) id: 81182bc18e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺんぎん | 作成日時：2021年8月24日 6時
