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「何のつもりだ、マスター。召喚早々我を放り出して駆け出すなど…不敬にも程があるぞ」
『も、申し訳ありません…でも、どうしても…会わせたくて』
何？と困惑する女帝様に微笑み、召喚ルームの外で待機している彼に声をかける。
『入っていいよ』
すると扉が開き、修道服と赤い外套を身にまとった青年が部屋に入ってくる。
「失礼します。…初めまして、アサシン。…いえ、クラス名で呼ぶのは、カルデアではあまり良くないですね。なんと呼べば貴方は満足してくれるでしょう？」
セミラミス様は酷く驚いた顔をして、そして両目を閉じ、俯き気味微笑んだ。
「…全く」
私はこの場ではお邪魔なようだから、こっそりと部屋から出ることにした。
閉まったドアの隙間から会話を盗み聞きしている様は通りがかった人達からしたらやばい奴なんだろうけど、同じ行動に出ているサーヴァントが、もう1人。
シェイクスピアだ。
私達はにやけた笑みを交わして、盗み聞きに徹し始めた。
「聖杯大戦での記憶があるのか？」
「断片的に、ですが。ですがその記憶自体が、貴方のものでいっぱいです。」
天草四郎は、召喚サークルの中心にいるセミラミスに歩み寄り、手を差し伸べる。
「また会えて、本当にうれしいよ、セミラミス」
「…お前は変わらないな、シロウ。」
セミラミスも、差し出された手を取って微笑む。
彼らの間には、接吻も抱擁も必要ない。どんな阿呆でも分かる、信頼と言う名の絆で結ばれているからだ。
だけど今回ばかりは、少し特別で。
四郎は、繋いだ手をやわく引き、セミラミスを優しく抱きしめた。
「会いたかった。…待ちくたびれて、死ぬかと思ったくらいだ」
「ふふ…本当に、我がいないとどこまでもどうしようもない奴よの、お前は。」
セミラミスは満更でもない表情で四郎を抱きしめ返す。己の掌に生えた棘が彼に刺さらないよう、細心の注意を払って。
しばらくそうしていた後、四郎は腕の力を緩めて、褐色の掌で彼女の頬を包むようにして、そっと口付けた。
こればかりはセミラミスも驚いた。あの戦いの�猗狃��瓩領�は、決して叶わないものであって、彼は、絶対に振り向かない男だったから。
「…これは、ずっと待っていたのに来てくれなかった、罰です」
「な…！お、己シロウ、よくも…！」
召喚ルームからは、四郎とセミラミスの幸せそうな笑い声が聞こえたとか、なんとか。
セミラミス様実装おめでとうございます！
Fateシリーズで1番好き…(;_;)
続く (更新停止中)
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菜穂 - ロシェの双子妹設定でお願いします (2018年6月1日 18時) (
レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストでロシェの双子の妹とアヴィケブロンとロシェのお話お願いします (2018年6月1日 18時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
七人の小人たち(プロフ) - 鈴々さん» コメントありがとうございます！励みになります(^^) (2018年1月14日 20時) (レス) id: f1c39b5493 (このIDを非表示/違反報告)
鈴々 - あの、モーさんのお話すごい良かったです！とても感動しました！これからも更新頑張って下さい！ (2018年1月14日 17時) (レス) id: 7035b4d7f6 (このIDを非表示/違反報告)
七人の小人たち(プロフ) - ご意見ご感想はこちらにお願いします。荒らし行為等はご遠慮下さい。 (2018年1月3日 22時) (レス) id: f1c39b5493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マスター | 作成日時：2018年1月3日 19時
