いざ、雄英へ ページ9
雄英高校初登校日
指定の制服を着用して鏡の前に立つ
生地がいいのかこの着心地にはまだ慣れないが
俺は新しい装いに少し心浮かれていた。
「よし、大丈夫だな」
「大丈夫じゃないだろ」
そんな気持ちの中、幸先よく玄関を踏み出せるかと思ったが
なかなか思い道理にいくわけもなく
「ネクタイが曲がってる」
そう言って消太は俺のネクタイを結びなしたが
そういう自分はどうなんだと言ってやりたい
「堅苦しいの苦手なんだって」
「いい加減慣れろ、このくらい」
「ま、そのうちにね」
そんな会話を終わらせ俺は余裕なく家を飛び出した。
「やばっ遅刻！」
「着いたら俺に連絡か職員室で待ってろ」
ちなみに他の生徒はもう登校日を迎えていたらしく
俺は二日ほど遅れての登校らしく第一印象が悪くなることだけは勘弁したいとを急がせた
〜
なんとか遅刻せずに学校まで来れたはいいが教室が分からない
中学の時もそうだが
この世界は超人社会として成り立っているせいかそういった者のための設備や工夫がたくさんある
前のような生活とは程遠く
なれるのも一苦労だったが友人たちの助けもあり何とか中学はやってきた。が
進学してからもこの悩みに付きまとわれるなんて
とにかく立ち止まってるだけにもいかないので
誰か適当な人を見つけて場所を聞こうと思っていたところで向かいの通路から足音が聞こえた
男二人に女の子が一人
楽しそうに会話しているところを申し訳ないと思いつつも声をかけた
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作者名：白桜 | 作成日時：2018年2月7日 21時
