【僕のヒーローアカデミア】～審判を超えし者～【ヒロアカ】 (ページ7)

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それからページ7

「え、雄英に？」

消太から聞いたのは雄英についてのことだった
なんでも今年も雄英の担任として勤めることになったらしい

去年聞いたように全員除名なんてことにならなければいいが
ともかく仕事をもらえるのはいいことだなんて安心した

一緒に生活するのはだいぶ経つが俺も消太も隠し事は多かった
そんな俺が言うのもおかしいかもしれないがとりあえず一言

「とにかくおめでとう消太、担任なんて重役大変だと思うけど頑張れよ」

「何言ってんだ、お前も来年からそこだからな」

「え？」

「当たり前だろ。お前はもうわかってると思うが俺は一応お前の監視として行動してんだ
今までは年齢的に仕方がなかったがお前ももう高校に行く年だ。これで監視がしやすくなったってわけだな」

「えー」

そういって消太は食事を再開したが俺には不安があった

「雄英っていっても俺、個性持ってないけど」

そう、俺にはこの世界で生きる中で最も重要な個性を持っていなかった

世の中には無個性なんて呼ばれる同じ人がいるらしいが
それでもこの世界には珍しく
中にはそれでいじめをうけるなんているとかいないとか

俺はまだよかったほうで今いる中学でも比較的友好な関係を持つことができているが

とにかくそんな無個性の俺が雄英に行っていいのだろうか

なんせヒーローになるには必須
最難関と呼ばれる雄英高校に俺が行けるのかが心配だが
そこは名目を使って何とかなるらしい

もともと最終的な目的もそういったことらしいが
正直俺はもう誰かと戦うなんてしたくはなかった

預かってもらってる身じゃあそんなこと言えるわけもないが

「とにかくお前も進学したら覚悟しとけ
無個性だからって甘くするほどあそこは優しくないからな」

「まぁ、できる限りのことはやるさ」

相変わらず言葉は厳しいが彼が実は優しい性格なのをこの数年を持って知っている
俺と同じであんまり長く話す性格ではないことも

「それと」

「まだ何かあるのか？」

「そろそろ年上には敬語を使え」

「はは・・・すまない・・・」