【僕のヒーローアカデミア】～審判を超えし者～【ヒロアカ】 (ページ12)

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初めてのヒーロー基礎学ページ12

「わーたーしーがー!!」

「来っ」

「普通にドアから来た!!!」

そうして入ってきたのはオールマイト(もとい八木俊典)
出久が何かを言っていた気もするが周りの騒音とオールマイトの声量に消えた

そうして今日行われる授業がオールマイトが担当するヒーロー基礎学
の内容が戦闘訓練らしい

どんな事をするのかはまだみんな聞いていないらしく

皆、テンションを抑えきれないまま指定服、この世界でいうヒーローコスチュームを着て
指定場所に集合したのだが

「あれ？ルドガー君のコスチュームは？」

そう、俺はまだコスチュームを持っていないため雄英の体操着をきていた。
そしてお茶子が訊ねたのが周りにも聞こえたらしく
自己紹介した時と同じように皆の視線が一斉に向いた

「まだ終わってない手続きとかあるからまだコスチューム持ってなんだ」

「俺らより入学遅かったもんな！」

そう言って鋭児郎と電気はうんうんと二人で納得していた。

彼らは自己紹介の後に誰よりも早く話しかけてきた奴らで
二人共人見知りしない性格なのかとても話しやすかった

あっちの世界ではこういったタイプは珍しく
まだ年が近かったジュードもどちらかといえば大人しい性格だったので

この二人は誰かでいうならレイアとかアルヴィンに似ているような気がする。
ま、レイアは女の子だしアルヴィンはおっさんだったけれど

そうして始まった戦闘訓練だが
内容は二人でペアを組んでまたその中から『敵側』と『ヒーロー側』に分かれ
ミッションをこなすらしい

そこでいち早く気づいたのが百だった
彼女は良家のお嬢様だと言っていたがそんなそぶりを見せることもなく
いたって普通の女の子だった

「先生、それだと一人余ってしまう方が出てしまいますが」

そんな彼女がこういった疑問を感じるのはさすがだと思う
そして今彼女が言ったように俺が入ったため、
もともと20人だったこのクラスは現在21人になってしまった

「そのことについては今回ルドガー君は見学してもらうから大丈夫さ！！」

オールマイトが言うには皆は個性把握テストなるものをうけ
一通り誰がどういった個性を持っているのかわかっているらしいが
俺は遅れての入学のため当然知らない

それと彼は俺の事情や、無個性であることを知っている人理なので気を使ってくれたのだろう

初めての授業でもあるし少しだけ楽しみにしていたが
今回は我慢しよう

そうして俺以外の皆は各自くじを引きに整列しに行った