【僕のヒーローアカデミア】～審判を超えし者～【ヒロアカ】 (ページ11)

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二度目の彼と初対面の彼らページ11

最後まで出久達は俺を心配してくれたが
今日が初日の俺と一緒に教室に入るのはおかしいと思い教室前で別れた

一度心を落ち着かせて深呼吸、一歩踏み出そうとしたところで
後ろから声をかけられた

「ったく、着いたら職員室に来いって言っただろ」

「あれ、そんなこと言ってたっけ」

相変わらず人前で気にせず溜息をつき髪を掻きながら消太は言った

「ちゃんと聞いとけよ…今日からここに通う以上そんな呑気な精神じゃ置いてかれるぞ」

「わかってるよしょu「相澤」あいざわ…先生……」

そんなんで本当に大丈夫なのかと2回目の溜息をつかれながら俺を越してドアに手をかけた

最後に少しだけ振り返った相澤先生と目が合ったが
どうやら合図があるまで来るなというらしい

そうして教室に入っていった相澤先生を見送って俺はまた深呼吸した

～～～
【緑谷side】

僕たちが教室についた後、少ししてドアを開けたのはルドガー君じゃなくて相澤先生だった

さっきまで騒がしかった教室は一瞬で静かになり
１日目のようなことにならなかったのに安心したが

てっきりルドガー君が来ると思っていた僕と麗日さん達は少し混乱しているみたいだった

そして僕に確認するようにかを顔を見合わせたが
相澤先生に注意され前を向いた

「お前らの中でもう会ったか知らないが今日この教室に転校生が来る」

その一言で先ほどまで静かだった教室はまた騒がしくなり

相澤先生は溜息をつくのだった。それから数分経ち相澤先生に
「１日目と同じことを言わないといけないなんて合理的に欠けるね」

なんて言われてしまった僕たちは少し情けなさを感じながらおとなしくなった

「やっと静かになったか…おい、ルドガー入っていいぞ」

そうしてみんな一斉にドアに注目してたのが相手にも伝わったのか

控えめにドアを開けながら顔を覗かせたのは先ほど僕たちと会ったルドガー君だった

彼は教室中の視線に気圧されながら控えめに教卓に向かうと皆に目を合わせた
その際僕に気づいたルドガー君は少しだけ僕に手を振った

「ルドガー・ウィル・クルスニクだ、皆とは遅れての登校になったけど後れを取るつもりはない
俺にできることがあるなら遠慮なく頼ってくれ、だから俺も皆の力を借りたい」

そう言って自己紹介を終えたルドガー君は少し照れ臭そうに頭を下げた

そんな彼の纏う空気を誰も嫌がるわけもなく拍手で迎え入れた。