・ ページ26
▷
LK「おかえり、出てたんだ」
「…ただいま」
あの後、パトカーのサイレン音がなって男は走ってどこかへ行った
「いっ…」
手首を強く掴まれて、袖を捲ると赤く腫れ上がっていた
手を少し動かすだけでも痛みを感じる
ｶﾞﾁｬ
FL「…ヌナ！」
「あー…」
FL「よかった…心配したんだよ？電話も繋がらないし…」
「ごめん気づかなかった…」
IN「何かあったの？」
「…ちょっと声掛けられて話が盛り上がっちゃって、それで帰るの遅くなっちゃった…ごめんね連絡もしなくて」
CB「何も無いならよかった」
スマホを開くと画面には着信履歴とメッセージが沢山表示されていた
申し訳ないな…
IN「お腹空いちゃった、早く食べよ？」
「うん」
冷めてしまったチキンは温め直して、お酒は気分が変わって結局冷蔵庫行きになった
「っ…」
HJ「ヌナー、明日の振り入れなんだけど…」
「ん…？」
リビングで試しに手首を回してみたら思ったより激痛が走って後悔
HJ「明日の振り入れどこからやろうかって話で」
「あぁ、どこからやろうかね…」
HJ「…手痛いの？」
「んー？…別に痛くないけど」
HJ「嘘、ちょっと貸して」
「嘘じゃないってばっ…」
HJ「…赤いけど」
「赤い…ね」
HJ「しかも腫れてる…ちょっと待ってて」
そう言って宿舎にある救急箱から湿布を持って戻って来た
HJ「どこかにぶつけたの？」
「…うん」
HJ「本当に？」
「…」
HJ「誰かに」
「やられてないよ」
HJ「なら目見て話してよ。いつもこれでもかってくらい目合わせてくるんだから…本当のこと話して？」
「…コンビニの帰りに男の人に声掛けられて」
さっきまでの出来事を全てヒョンジニに話した
＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 517人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：k | 作成日時：2024年2月3日 11時
